ダーク・バイオレッツ5 針の小箱 三上延
ダーク・バイオレッツ〈5〉針の小箱 作:三上延 イラスト:GASHIN(電撃文庫)
hpに掲載されていた短編がまとまりました。1巻から4巻までの間を埋める時系列の話を一気読み。なので読んでると端々に「ああ、アレねぇ」と思える表現が。
にしても全体的に謎が増えてったような。オチは包み紙に包まれたままというか、小骨がのどに刺さったようなというか、忘れちゃいけない伏線をてんこ盛りにされたというか。古井家は再登場しますか? 寝てた奴らの記憶は? もう一つの神岡町、は当然でてくるんだろうなぁ。そういう意味でぜんぜんすっきりしないんだよー!
でも初登場人物の一人称とか、紫の銃によるものではない解決とか、新しい切り口は新鮮ですね。そしてほのかに流れる寂寞感は磨きがかかってきたよー。
ぜるまん様とか、どういう語源なのかね。
そして岬のお騒がせ度も。一応さ、この町が怪しいってことはわかってるんだからさ、もうちょっと好奇心押さえましょうよ。ねぇ。
あれだ、そりゃあ本好きに貴重な資料がざくざくある図書館の整理なんか頼んだら「ヘンな目つきでどっか」に行かれても仕方がないかと……。いいよねー図書館。本屋とかまるごと買い占めてみたいよねー。永遠の夢だよねー。友人宅でもそんな気分になったことがありますが。そんなに買っても読む時間ないけどねー。(寂)
さて、200人近く行方不明になってる神岡町はてんてこまいのはずです。
残り二冊がんばろー。
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