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ダーク・バイオレッツ5 針の小箱 三上延

ダーク・バイオレッツ〈5〉針の小箱 作:三上延 イラスト:GASHIN(電撃文庫)

ダーク・バイオレッツ〈5〉針の小箱 (電撃文庫)

hpに掲載されていた短編がまとまりました。1巻から4巻までの間を埋める時系列の話を一気読み。なので読んでると端々に「ああ、アレねぇ」と思える表現が。

にしても全体的に謎が増えてったような。オチは包み紙に包まれたままというか、小骨がのどに刺さったようなというか、忘れちゃいけない伏線をてんこ盛りにされたというか。古井家は再登場しますか? 寝てた奴らの記憶は? もう一つの神岡町、は当然でてくるんだろうなぁ。そういう意味でぜんぜんすっきりしないんだよー!

でも初登場人物の一人称とか、紫の銃によるものではない解決とか、新しい切り口は新鮮ですね。そしてほのかに流れる寂寞感は磨きがかかってきたよー。
ぜるまん様とか、どういう語源なのかね。
そして岬のお騒がせ度も。一応さ、この町が怪しいってことはわかってるんだからさ、もうちょっと好奇心押さえましょうよ。ねぇ。

あれだ、そりゃあ本好きに貴重な資料がざくざくある図書館の整理なんか頼んだら「ヘンな目つきでどっか」に行かれても仕方がないかと……。いいよねー図書館。本屋とかまるごと買い占めてみたいよねー。永遠の夢だよねー。友人宅でもそんな気分になったことがありますが。そんなに買っても読む時間ないけどねー。(寂)

さて、200人近く行方不明になってる神岡町はてんてこまいのはずです。
残り二冊がんばろー。

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シャドウテイカー3 フェイクアウト 三上延

シャドウテイカー (3) 作:三上延 イラスト:純珪一(電撃文庫)

シャドウテイカー〈3〉フェイクアウト (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2899-X 発行年月 : 2005.1

いやー、発売日に買い逃して売り切れちゃって、本屋5軒はしごしちゃったよ。三上延置いてる率が少なくって凹んじゃったよ。あははは。遅れてごめんなさい。

ともあれ、祭りです。夏祭りです。浴衣いいねぇ。何年着てないだろうな……。
巫女バイトもいいねぇ。かわいい。

前回は命削られてしまいました葉ちゃん、今回記憶削られてます。うわー、もう早く決着つけちゃってほしいんですけど。3月の新刊予定を知っちゃってる手前、この巻で決着つくはずがないんですけどね。倒すための方法は固められ来ている感じ。
くろのかなたを殺しちゃってから他のカゲヌシ見つかっても切ないしね……。

古文書とかからんできました。好きだ。三種の神器調べたくなってきた。大学の図書館に潜り込もうかな。古文書は学者じゃない限り常人には読めないのが普通。
にしても前回はキリスト教だったのに日本の歴史に傾いてきてるので、またダークバイオレッツに一歩近づいてしまってますよー! いいんですかー!! 都市伝説感も減ってきてるよー。兄がんばれ。

にしてもみちると佐貫が参戦です。ビバ工作部&情報屋。そして女の子。
葉とみちる、仲良くなってほしいな。茜でもいいけど。きっと敵じゃないから安心してよ。
兄が参戦してくるのも時間の問題だろうか。早く来い。
伏線が揃い始めてるので、いろいろわくわくしてきました。

最後に。入院中の病室が男女混合なのは絶対有り得ん。セクハラの元だろ。幼馴染みだからいいようなものの……まあいいか。

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ダーク・バイオレッツ4 死者の果実 三上延

ダーク・バイオレッツ〈4〉死者の果実 作:三上延 イラスト:GASHIN(電撃文庫)

ダーク・バイオレッツ〈4〉死者の果実 (電撃文庫)

口絵カッコイイー。文字なしだけど見ごたえあります。やっぱGASHINさん上手いわ。

今回は常世の木が生えました。「とこよのいと」の意味もわかりましたよー。
文化祭で大騒動。紫の耳の千紗の高校違うからイベントないと行動できないもんなぁ。
ページが進んでも明良たちがぜんぜん気づかないので解決するのかドキドキしましたよ。柊美の体調も悪化するばかりで、バッドエンドの予感がひしひしと。いやでも愛を確かめ合ってたから大きな進展だ。いや、バッドエンドだった時悲しみが深くなるだけか?

そんな中で岬と岡内のラブが大笑い。女を忘れすぎだよ岬。岡内のラブレターも大笑い。岬の片思いが募ってただけに、二人で幸せになってほしいなぁ。いいカップルだよ、それだけでもなんか救いがあります。本命カップルも苦難の道まっしぐらだし、悲恋だけじゃ辛いから。
いや岬は次巻も被害者の確率めちゃくちゃ高いんだが。岡内、明良と協力して守りまくれ!!

襟が家族に嫌われてる理由がわかんなくて気持ち悪い。
襟の何が悪かったんだろう。会いたい人に会いに行っただけなのにな。
常世はそういうところに毎回漬け込んできてヤな感じですなぁ。
彬人の襟への感情も謎のままだったし、綾花の目的は何ー!
これだけの事件なら続巻にも波及して補完されると思いたい。 

今回も日本書紀を見てみた。垂仁紀九十年の春二月条。「常世国に遣わして非時香実を求めしむ」……ずばり常世の国ですか。間に合わなかったとかは九十九年の翌年の記述です。ちなみに雄略紀では宝来山で「トコヨノクニ」の訓がついてるみたいです。垂仁天皇の享年は140歳とかどっちかと言ったら神話にちかいレベルの時代ではあるのですけど、橘は続日本紀とかにもでてきてるみたいだし、氏の成立には重要な記事であるようですが深く踏み込むのはやめておこう。
あれだ、前巻の「常に橘の木に生る」はここに繋がってたんだ。アゲハチョウじゃなかったよゴメン。

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ダーク・バイオレッツ3 常世虫 三上延

ダーク・バイオレッツ〈3〉常世虫 作:三上延 イラスト:GASHIN(電撃文庫)

ダーク・バイオレッツ〈3〉常世虫 (電撃文庫)

あーもー、せつねぇんだよ!! プロローグ読んだだけで大分凹んだんだけどー。あー。
なんで道蔵さんたちは常世虫退治できなかったんだろうねぇ。前巻からの流れで行くと道蔵さんたちの事件を逆から遡っていってる感じなのかな。

奈月を想う明良はそりゃあピュアで、被害を出したにしろ奈月を助けられたのはよかった。明良はこのまま「力を持った力関係の目的しかない主人公」にはなって欲しくないな。
千紗は「あなたたちが戦ったから常世の霧がこの世に出てしまって常世虫を復活させてしまった」みたいな言い方をしていたけど、「行き先のないバス」も「闇の木」もそのままにしてたら余計に霧充満してんじゃないのか? あれ、なんか読み違えてる?

日本書紀における常世虫は養蚕の起源に関する史料としてかなり有名みたいだよ。皇極天皇三年 秋七月の記事なので探せば簡単に見つかりそうです。外見は本文の記述に出てきたとおりで「常に橘の木に生る」とか書いてあるからアゲハチョウなんじゃないかと思うけど……。

結界は命使わなくても作れるんでしょうか。山内さんはいつでてくるんでしょうか。
そしてこのまま明良を中心としたハーレム状態が出来上がったらどうしよう。本命は柊美だよね?! その前に柊美はちゃんと7巻まで生き残れるのかな。すっごい心配。

軽さには磨きがかかってきた気がします(なんだそりゃ)。
そしてあとがき大好き。(笑) ほのぼのー。人柄が出ていると思うですよ。次もよろしくー。

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ダーク・バイオレッツ2 闇の絵本 三上延

ダーク・バイオレッツ〈2〉闇の絵本 作:三上延 イラスト:GASHIN (電撃文庫)

ダーク・バイオレッツ〈2〉闇の絵本 (電撃文庫)

どっかに二巻の感想を書きかけたはずなんだが……見つからない。むぅ。
っていうかシャドーテイカー2書く前に上げる予定だったのに。人生何が起きるかわかりません。(どこまで大げさな言い訳するつもりだ)

黒いバスを倒した明良と柊美。でもまた、突然主婦が行方不明になる事件が多発。今度はどうやら絵本が媒体のようだ。

GASHINさん好きなんだけど……丸顔で怖さ半減。な気がしますよ。ああ。適材適所って大事だよ。ポストガールのほうは程よいまったりでめっちゃ好きなんですが。もちろん白いポリゴンネコも大好きです。

悪人が悪人でない、少女漫画的な構図な感じです。つけこまれたのが10歳の女のこの「お母さんに会いたい」って気持ちだからやるせないです。切ないです。
最後のホラーっぷりはなかなかのものですー怖かった。

ってーか岬に「たぶんウンコですね」って言わせちゃダメだよ三上さん! 女の子なんだから! (シャドウテイカーでは佐貫が言ってます)

それとあとがきに一言、三上さんの本はちゃんと古本市場を流通してますよ。
この二巻も……ごふっ。
新刊は買わせていただいてます。ありがとうございます。……ごめんなさい。

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シャドウテイカー2 アブサロム 三上延

シャドウテイカー〈2〉アブサロム 作:三上延 イラスト:純珪一(電撃文庫)

シャドウテイカー2 ISBN : 4-8402-2834-5 発行年月 : 2004.10

雄一の通う東桜大学にカゲヌシの影が現れた。一人で行こうとする葉を、一足先に裕生が階段の前で待っていた。二人で向かう知らない街。そこで出会った鳥形のカゲヌシを操る茜、彼女もまた猟奇殺人犯を追っていた。

えーっと、病院では携帯電話の電源切らんかー!! (話が進まなくなりますよ)
アレだ、市谷だとか新宿だとか言われてもわかんねー。まぁそこは地図帳とにらめっこするとして。兄ちゃんが活躍しなくてちょっとがっかりだ。

このシリーズはですね、怖いんだけどやっぱ現実味が薄くて安心できます。コレはコレ、リアルのものもそれはそれ。
鉄の処女とかおっそろしーけどね。ある意味これも拷問用具? いや違う。
でもアレだ、舌抜いたらショック死すると思うんだけど。違うのかな?

いやでも女の子率が上がってよろしいですよ。もう茜さん出てこないのかな。続投希望。折り込みカラーとかめちゃかわいいよ! ボルガ萌えー。このイラストは黒の彼方もかわいいね。でも夕紀さんアップにまとめてるって書いてあったのにイラストがー下ろしてたー。最近アップ萌えなので是非再現してほしかった!!
 
なんで三上作品は毎回女の子が攻撃力を持ってるのかねぇ。まぁそこがいいんですけどね。力は持っているのにグロッキーで倒れそう、って萌えるさー。(萌え萌えいうてますがそんなに萌え系小説ではありません。多分。)

副題からも分かるとおり、キリスト教要素満載で面白かったー。「カソリック」って表記もこだわりなんだろうねぇ。
敵も姿を現したみたいだし。……でも三角より×のほうが単純な図形だよね。ううむ。

そして、hpで短編連載するらしいですよー三上さん。魔女っ子でコメディ? 嘘ぅ。「紫の尻を持つ女」とかじゃなくて? あれ怖くてまだ読んでないんだが(笑) 三上さんがコメディー。想像がつきません。

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シャドウテイカー 黒の彼方 三上延

シャドウテイカー―黒の彼方 作:三上延 イラスト:純珪一 (電撃文庫)

シャドウテイカー ISBN : 4-8402-2697-0 発行年月 : 2004.6

読みました。しかし最後の、250ページを過ぎたあたりから度々中断せざるを得ない状況に。それでなくても戦闘場面の読解力足りてないのに余計に分からなくなるじゃないかー!!

といっても仕方がないので。
都市伝説を発端としたホラー(?)な学園物ですよ。
もうなんだか、三上さんがとても好きそうな(笑) ヒトリムシ、とかも。
黒いんだけどほんわか暖かなお話でした。人の優しさでできた闇があふれている、といった感じ。かといって鬱ストーリーというほどもせつなくもなく。エピローグで鳥肌が立ったよー。

でもなぁ。うじゃうじゃ発生する虫の描写が「三葉虫」とかいわれても具体的なイメージが浮かばず、黒くて光沢があって甲虫……夏の天敵しか思い浮かべられないよ!! 胸に抱けるほどの大きさ……ぎゃー。

主人公の兄がステキな感じにはじけてて良かったよ。
いやでも、ファッションに興味がないやつは黄色のグラサンなんて買わないんじゃないのか。うーん。

箱ブランコ、でもないのかなぁこれは。ノーマル箱ブランコは今どんどん撤去されてるものね。
うちの団地には雨戸ないよう! むしろ欲しいよう!
ごみは……新聞紙に包めばバレナイノニ。いや、ダメだけど。

次作は加賀見市ではないところが舞台らしいですよ。
今のメンバーも出るんだよね……?

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ダーク・バイオレッツ 三上延

ダーク・バイオレッツ 作:三上延 イラスト:成瀬ちさと (電撃文庫)

ダーク・バイオレッツ

ダヴィンチの特集「小説家になる方法」で、サイト持ちから小説家になった例としてインタビューを受けていた人です。今サイトには日記と仕事情報しかないけど、時折興味深い事を書いてらっしゃいます。
でも、人にいわせれば「デビューしてからはっちゃけなくなった」んだそうで。また、ウェブ上の本の感想としても「あのサイトの人がデビューしたっていうから恥ずかしいのを我慢してライトノベルを買ったのに、面白くなかった」という感じのものも存在しています。
しかし、地味ではありますが文章はしっかりしていますし、何気に速筆。渡瀬草一郎さんと共通点が多いのかもしれません。

死んだ人間を見ることができる「紫の目」を持つ神野明良は、通学途中に幽霊ばかりが乗ったバスに乗り合わせてしまう。明良は辛くも逃げ出したものの、後から乗ってしまった女子学生は行方不明になってしまう。バスに乗っていた幽霊はこの街で起きた殺人事件の被害者だったと知った明良は、乗ることを止めることができた御厨柊美と事件を追う。

あとがきによると、知人の昔話がきっかけで生まれた作品なんだそうです。「夏休みに友達と遊んだ記憶があるのに、よく考えるとその友達は夏休みに入る前に死んだはずだ」という。悲しいけどあったかい、しあわせなエピソードだなぁ、と思う。でも本文はそんな話では全然ないのも、ダウジングしようと集まったのに針金忘れる三上氏らしいような(笑)

わお、内容について全然語ってないよ。ごめんなさい。
そして私がのろのろしてるうちに完結しちゃいました。むう。早よ追いつかんとなー。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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