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海賊島事件 the man in pirate’s island 上遠野浩平

海賊島事件―the man in pirate’s island 作:上遠野浩平 イラスト:金子一馬(講談社ノベルス)

海賊島事件 (講談社ノベルス)

世捨て人の集まるサロン「落日宮」で、恋人を待ち続けていた夜壬琥姫が水晶に閉じ込められた美しい姿で見つかった。容疑者の魔導芸術家は海賊島に逃げ込み帝国軍とソキマ・ジェルタルスは一触即発の状態に。その時、調停役として呼ばれたのはリスカッセ。クリストフとともに海賊島へ向かう。

上遠野さんの密室本。でいいんだっけ? (とても心配。でも維新のもクビツリだしなぁ)
途中からリスカッセとクリストフとED(はちょっと別行動)が再登場。でもリスカッセとクリストフの距離はちっとも縮まってないみたいだ。 他にも殺竜や紫骸城にでてきた人がいっぱいでリンクが好きな人はにんまりすること間違いなし。
今回のフォーカスはムガンドゥ三世でございます。いろいろわかります。
それと事件が平行して語られます。

えーそんなわけで上遠野作品人物表が100人突破しました。ブギーは主要人物のみかつペパミンまでなのに。殺竜なんか3人なのに。バッカーノ並に細かく作ったら軽く200人ぐらいになりそうで怖いわ。

テーマは勝利と敗北。
そして全てを説明される前に犯人がわかってちょっとうれしかった。(ってことはその道の人には物足りないのかしら)紫骸城よりサクサク読めました。今の所事件シリーズで一番好きかなぁ。
んで、事件が起きたのは海賊島じゃなくて落日宮だよねぇ……まぁいいか。EDがいるのはそっちだし。
でも登場人物パズルができりゃそれでいいや、と思わなくもない。(笑)

そして紫骸城で続行された例の戦いの決着はついたのかな? 

書評 海賊島事件 http://www.sancya.com/book/book/syohyo_54.htm が面白かった。あらすじから最後まで既読者限定だそうです。

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ぼくらは虚空に夜を視る The Night Watch into The Night Yawn 上遠野浩平

ぼくらは虚空に夜を視る 作:上遠野浩平 イラスト:中沢一登(徳間デュアル文庫)

ぼくらは虚空に夜を視る (徳間デュアル文庫) ぼくらは虚空に夜を視る (徳間デュアル文庫)

なんかマトリックスだった。便利だなぁ、マトリックス。「認識している世界は実は虚構で……」とかいう説明が6文字でできてしまうなんて。
現実逃避物語はこっちだったか。

主人公の立場は冥王と似た感じで。
リンクとしても、部屋の本棚に並べられていたし。
虚空牙と戦ってるし。ラストも似てるよね。
戦いの舞台は宇宙ですが。なんの変哲もない高校生工藤兵吾は、人類を乗せた宇宙船を守る最期の生命線、ナイトウォッチのパイロットにして戦闘の天才でした。
でも雰囲気は「笑わない」に近いのでしょうか。
日常の裏に潜む非日常の世界。それをSF風味に仕立てました。といった感じ。聡美が読んでいるのはブギーのようで違うような。透子視点の物語っぽかったから。ディシプリンの後にそれも聞かせてくれるの?

あー、ちっとも褒めてないような気がしますが好きなんだよ? 
「あーあ、またこの表現おかしいよ。上遠野さんしっかりしてくださいよ」と思いつつページの端を折っていても。

今、虚無が手元になくて虚人があるんですが、読んじゃってもいいかしら? というか「第○文明」とかの説明されてる本はナイトウォッチでよかったっけ? 事件シリーズは違うよねぇ?

いつ蛇奇読めるんだー。

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しずるさんと偏屈な死者たち The Eccentric Dead In White Sickroom 上遠野浩平

しずるさんと偏屈な死者たち 作:上遠野浩平 イラスト:椋本夏夜(富士見ミステリー文庫

しずるさんと偏屈な死者たち (富士見ミステリー文庫) ISBN : 4-8291-6214-7 発行年月 : 2003.6

この物語の語り手であるよーちゃんは、長い間入院していて寝たきりのしずるさんにお見舞いに行くのが習慣。よーちゃんは血なまぐさいことは苦手だけど、よーちゃんが新聞と週刊誌と、ちょっと事件を調べた結果をしずるさんに話すだけでしずるさんは事件の真相を解いてしまいます。そんなしずるさんに驚きながらそれで少しでも気が晴れるのならと今日もよーちゃんは事件の情報を持って病院への坂を上っているかもしれません。

短編連作方式の安楽椅子探偵物。(←「ミス・マープル」って説明したらわかんないって言われたよ! アガサ・クリスティじゃないか!!)

伝説の一作目の冒頭の一文、「第一発見者は、よりによって山の中で迷子になっていた遭難者からのものだった」は3刷でも直っていません。連載からずっと直らないってことは永遠にこのまんまなの? こうなったらこういう技法ととるべきなのか……(笑) しかし! ちょっとゴスロリなキャラに萌えてしまえばこちらのものです。(←何が) 何度も言いますがミステリ部分の判断はわたしにはできません。経験が圧倒的に少ないので。

ブギーとの繋がりはえー、ホーリー&ゴーストの江守護が入院している病院にしずるさんもいるようです。霧間誠一らしき著作の抜粋文もついてますよ。それと、アレはアレじゃないかなぁー。電波障害はエコーズの報告。
つーかさ、ブギーの世界と繋がってたら合成人間やMPLSの能力でいくらでも猟奇事件が起きて、いくらしずるさんでも解けない気がしますが……。まぁいいか。

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ブギーポップ・スタッカート ジンクス・ショップへようこそ 上遠野浩平

ジンクス・ショップへようこそ―ブギーポップ・スタッカート 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志 (電撃文庫)

ジンクス・ショップへようこそ―ブギーポップ・スタッカート ISBN : 4-8402-2293-2 発行年月 : 2003.3

「赤信号に三回連続で引っ掛かると、ちょっといいことがおこる」なんていう『ジンクス』を買うことができる店、ジンクス・ショップ。カードに書かれた文字は、ジンクスの効果が切れたときには消えている、なんて不思議なもの。楽しみと不安を売る店に、客に混じって運命を操ろうとするものとそれを眺めるもの、それを断ち切るものたちが集う。

ついに中枢登場です。ネタフリの要素が強いのかな。

うーん、今から考えると禁涙境のあとがきとおんなじこと言ってるよなーオキシジェン。
世界全体を把握している人なんかいないのです。それぞれがスタッカートなのです。それは統和機構も例外ではないそうで。へー。そんなこと前まで言ってなかったじゃん!

ま、それは面白いと思うんだけど、全体で見るとどうなのかな。「店」というつながりで見知らぬ人たちが集うという構成は面白いと思うんだけど、全然痛くなかったし、超能力者4人も必要かなぁとか、しかも自分が最強だと信じて疑わない人ばっかりってのもどうなの? とか、その人まで統和機構にかかわっちゃうの?! とかビックリしましたよ。一番抗議したくなったのはホワイト・ライアットのルックスだけど。だってー、澄矢雅典だよー! けっこう線の細い人かと思うじゃん。え、思わない? 名前の語感で決めちゃいけない? 

ともあれ、不二子には地に足をつけて生きてほしいと思う。そんなにお金もあとからあとから湧いてくるほどあるわけじゃないだろうし。
その人にも、統和機構のヘッドになっても変わらず一生懸命生きてほしいと思う。うわー、全然イメージ沸かないけど。レイン・オン・フライディでいいじゃん、次期アクシズ。……忠誠心なさそうだな。かといってその人があるとは思わんけど。大丈夫か統和機構。

他刊の感想
笑わない VSイマジネーター パンドラ 歪曲王 夜明けのブギーポップ ペパーミントの魔術師 エンブリオ浸蝕 エンブリオ炎生 ハートレス・レッド ホーリィ&」ゴースト オルフェの方舟

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ブギーポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト 上遠野浩平

ホーリィ&ゴースト―ブギーポップ・アンバランス 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志 (電撃文庫)

ホーリィ&ゴースト―ブギーポップ・アンバランス ISBN : 4-8402-1896-X 発行年月 : 2001.9

とあるところで出会った二人がちょいと犯罪を犯した拍子に大きな事件に遭遇し、カーナビやその他の画面で指示をくれるアニメイタチと共に数々の犯罪とねずみ小僧をやったのち、一つの世界の危機を解決してしまうお話。癒しベクトルはどこへやら。うーん、ホーリィのわかりやすい性格はある意味癒し系?

スッキリしてて好きです。厭世観や虚無感なんかは顔を出しつつも文面は明るく、パンドラと違って読後感もさわやかな青春小説。私はブギーポップシリーズにブギーとしての面白さなんて求めてないのかもなぁ。

イタチも語呂がよくて好きですし。アイキャッチのブギーコスのイタチイラストもステキだ。かわいい。
なにより全国指名手配されてもヘでもないホーゴーがステキ。
「今」をどうにかしようとする原動力が彼らの底力か。出合ったときに「恋人」とか「友達」などのカタチができてしまっていたらこんな力は出ていないだろう。何にも規定されない力がすごい。まったくもって「ロック・ボトム」なんて脇役の脇役。一応最終兵器なのになぁ。

凪はどうしても必要なのかなぁ。便利屋代わりにされているような気がして、出てきた途端なんだかなぁな気分になってしまった。事後処理任せるには必要だけどもそこをなんとか! リセットも必要かなぁ。能力名とかどうでもいいよ派。あ、だからこの話が好きなのかも。主人公が一般人だから。ビートにつながりを持たせてあるのがさすがというか、リセットってそのためだけに登場したの? みたいな。
そして「たまんねー熱さだわ」という言葉づかいには、女として断固抗議します。そんな言葉づかいのオナゴはいねぇわよ上遠野さん。

他刊の感想
笑わない VSイマジネーター パンドラ 歪曲王 夜明けのブギーポップ ペパーミントの魔術師 エンブリオ浸蝕 エンブリオ炎生 ハートレス・レッド ジンクス・ショップへようこそ オルフェの方舟

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ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド 上遠野浩平

ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志(電撃文庫)

ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド (電撃文庫) ISBN : 4-8402-1736-X 発行年月 : 2001.2

生きるために「能力者のふり」をして統和機構に潜り込み、生き抜いてきた朱巳は原因不明で昏睡する少年少女が通う中学校に転校。そして休学から初めて登校してきた霧間凪と出会う。

九連内朱巳登場。だんだん「ディシプリン」の駒が揃っていくねえ。としか最近思えなくなってきた。中枢にだいぶ近づいてきたねぇ。

世界の敵ってなんだろうなぁ。それを考えるには「世界とは何か」から始めないといけないのか。
しっかし、水乃星が頭を出せば出すほど「イマジネーター前に彼女がやったことは何ですかー!」と問いたくなる。『この世を夢に閉じ込めようとしている』ねぇ。さっさと「あなた」も読みたい。
もう煙に巻かれるのに慣れきってきたころなんだけど。

頭がよくてとびっきり不幸な少女が主人公であるわけですが、ひそかに「炎の魔女」誕生譚でもあるわけで、中学生であるだけに凪の移動手段が自転車ってとこにほほえましさがあるよねぇ。携帯がある時代に中学生だったら高校生でも自動二輪は乗れないんだが。(法改正の兼ね合いで。あ、もしかして「笑わない」当時でもアウトかもしれん) まぁ法なんて破るためにあるんだ! 凪が原チャに乗っててみろ。……自分で言ってなんだけどまぬけだー。シルキー(byポストガール)にまったり度を分けてもらいなよ。
と、やっぱり中学生のころからこんなにスーパーマンっぷりを発揮されると、「笑わない」でただの人間の早乙女に殺されたのがやっぱ違和感がある。あーでもここで『組織』には気づいてるわけだよな。健太郎が気づいてないだけで調べ尽くしてるかもね。

凪はどこまでも凪で、大見得切ってくれます。確かにかっこいいんですけど。
それ、実行できればいいんだけどね。わかっててもできないのがね。はぁ。
朱巳もかっこいい。凪とタメ張れるんだから能力なんてなくてもその肚の据わり具合だけでMPLS認定でいいよ。りっぱな詐術技術じゃないか。
この心理戦具合がこのシリーズの特徴になりつつあるのかな。
にしては「心の鍵」ってさわりしか出てこなかったけど。

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ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎生 上遠野浩平

ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎生 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志(電撃文庫)

ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎生 (電撃文庫) ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎生 ISBN : 4-8402-1414-X 発行年月 : 2000.2

フォルテッシモとイナズマの対決、ひとまず決着。

あー痛い痛い痛い! キッついなぁこの巻。亨の悔恨だとか、皆代の地団駄とかね。(誰もがこの感想を抱くとは限りません) 孤独だよねみんなが。無自覚ゆえの後悔。ヒーローって自動的だわ。故に非日常。
「突破」についてはやっぱり干渉しないってことで、中途半端な仕上がりになってるような気がしないでもないですが、きっと「ビートのディシプリン」で継続中なのでひとまず置く。

そして健太郎がスーパーマンに見えるんですが。なんでそんなに情報屋? 凪にあっさりはめられた大学生が、今や凪も気づいていない統和機構絡みの建物操ってますが。どゆこと? しっかし、偽名つっても身元引受人が寺月恭一郎なんて有名人でよく通したな、警察。

あーしかしこのオチには笑った。確か維新がネタに使ってたような。(~というのが僕のささやかな誇りでね) あとは実はアイツが最強でした、ってのもね。

にしてもこれが発表された時点がアニメが放送されてた時期なんだなぁ。やっとここまで来たよぜーぜー。最終回しかみたことないけど、いい噂は聞かないのがつらいところですね。最終回はなんだかわけわかんなかったんですがいい雰囲気だったような気がします。オープニングもエンディングも好きだ。Augusta万歳。
もっと昔だったような気がしてたんだけどわりと最近ですね。全部録画しといたらよかったなぁ。

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ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸蝕 上遠野浩平

ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ侵蝕 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志(電撃文庫)

ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸蝕 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-1358-5 発行年月 : 1999.12

才能を開花させる、しかし消滅したがっている「エンブリオ」に近づいてしまった3人が翻弄されていく。キーワードは前から度々登場している『突破』。ということでVSイマジネーターと直結してます。

さあ、やっと最強さんやサムライ(というか榊原弦)にあこがれるイナズマまで登場しました。ココらへんからブギーポップシリーズは異能VS異能の超能力バトルにシフトしていくわけですが、まぁそんなに嫌いじゃないので燃えつつ読む。少年漫画的展開、というかジョジョフォロワーというか、バトルメインで心理描写または非日常的表現は少なめ。

で、フォルテッシモとユージンはどんな戦いを繰り広げたんだかが気になります。
にしてもフォルテッシモって登場した瞬間から大きな勘違いかましてるんだなぁー。

今回の注目アイテムはポケステか。見たことはあるが触ったことのない過去の遺物ー。新しいんだけど古臭く感じてしまうのはご愛嬌。
ま、例によって上下巻の前半部分なわけですから、あまり書くこともないんですが。
炎生書く段階になって書くことがたくさんあるのか、というのも疑問ですがまあいいや。
いやでも、ココで切ると燃えるねー。結構びっくりしました。

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ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師 上遠野浩平

ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志(電撃文庫)

ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師 ISBN : 4-8402-1250-3 発行年月 : 1999.8

引き続きベクトルは癒し。今回はちょっとダークサイド風味。
人の好みを痛みとして感知することが出来る軌川十助。そしてそれに合わせたアイスクリームを作り出すことのできる天才。彼と寺月恭一郎が出会ったとき、栄光と没落は始まった。

幸せを与えているはずが最強の世界の敵になるとき。
歪曲王より遥かに悲しく、せつなく、さわやかで、優しい。痛みって、善意って何だろう。癒すために痛みを奪ってはいけない。たどり着いたのは忘れてたものを思い出させるアイスクリーム。彼が世界の敵にならなかった秘密はその優しさじゃない。

今回は疑問も残らずすっきりしましたよ。歪曲王よりイマジネーターよりも。イラストもよく合ってるですよ。
にしても久しぶり(?)に構成が凝ってたわけですが、バトル少な目。藤花も大活躍。でいいんだよね? 似たような能力を持っていたアノ人も再登場。
にしてもあれだ、天色くんとか黒田さんはあんまり社会に馴染めてなかったように見えたけど、今回の二人は見事に社会生活こなしてるね。

時系列表上の天使篇、ここじゃおかしいと気づいたけど10月以降じゃなんかあわない気もするし動かすのやめた。まあいいじゃん。

とりあえず、ペパーミントアイスよく食べるようになったのはこの本のおかげかな。
食べたいです、世界をまるごと食べるようなペパーミントアイス。

他刊の感想
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夜明けのブギーポップ 上遠野浩平

夜明けのブギーポップ 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志(電撃文庫)

夜明けのブギーポップ ISBN : 4-8402-1197-3  発行年月 : 1999.5

ブギーポップの誕生、博士が狙われた五年前の事件、霧間誠一の最期、凪の過去……etc. いろんな疑問を解消できる短編集。
ここらへんからパズル性を「より」楽しみ始めた気がします。ということで醍醐味出てきました。

表紙のちびブギーがかわいいなぁ。
本編はどうしようもないくらい凪メインですな。語り手がブギーだから致し方ないか。
ブギーの謎より凪の謎が明らかになります。なぜ炎の魔女をやっているかとか。

モマーダーやスケアクロウ、ピジョンなんかは初登場? 統和機構が前面に出されているっていうか、こいつらめちゃめちゃ人がいいヤツばっかりなんですが本当に悪役ですか?
どっちかっていうと世界の敵じゃないもんな、統和機構は。怖いのは妖怪ではなく人間、ってパターンよね。その人間の悲哀もかかれている点がより「悪って何」な雰囲気を醸してます。

一歩間違えばブギーのテーマ曲はタンホイザーだったのね……。それはあんまり強くなさそうな。アノ衣装が案山子だったとは知らなんだ。
実体としては初登場の霧間誠一は、やっぱり禅問答めいたやりとりを凪としていたり。予想通りというか意外というか。
にしても「壊されたあとの世界」ってどこ。この物語、そこに至っちゃうんでしょうか。

まだ収録されてなhp掲載短編もたくさんあるはずなんですが、早く文庫化してくださいよー。短気な方はhpを取り寄せましょう。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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