カテゴリー ‘ 電撃文庫

ヴぁんぷ!III 成田良悟

ヴぁんぷ! (3) 作:成田良悟 イラスト:エナミカツミ (電撃文庫)

ヴぁんぷ!〈3〉 (電撃文庫)

いやー、久々にすかっとした。もうちょい組織の面々に活躍してほしかったような気がしますけども。全員出てこなかったもんな。カルナル祭の詳細も知りたかったけどまあいいやっ! 濃い人物いっぱいで、構成もドキドキさせてもらったしねー。

一応ハッピーエンドだけどルーディーが最強に不幸だな。
伏線消化がどうなるか楽しみですよー。かなりばら撒きましたね?

カルジミールがいい味出してるね。市長と並ぶ小物っぷりだね! 部下っつーか同僚に舐めきられてるっぽいのがスバラシイ。子爵も戻ったことだしどうなるもんでしょうかねぇ。イエローの突っ込みももう観られないのか?

博士と教授の愛もいいんですけどねー。どうも回りに押されて薄味のような。
子爵のフィアンセもいいボケっぷりで。前巻の印象じゃどんな実力者かと思ったのに。

そして名も冠せられない元・市長の子分たち。ドロップキック食らわせてから焦りだすところなんて最高っ!密かに思ってるつもりで全然密かになってないピリエちゃんもかわいい。

ヴァル君とセリムのLOVEもドキドキでー、守護神まで創生しちまいましたよ。
今度こそ最強の力をもった小物、市長メインの三つ巴の物語を! って予告過去編ばっかりかよ! 現在編も組織メインだし。いやでも期待してますけどねっ!

次はついにがるぐる! ですねぇ。やったー。
ハードディスク共々頑張ってください。

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七姫物語 第三章 姫影交差 高野和

七姫物語 (第3章) 作:高野和 イラスト:尾谷おさむ(電撃文庫)

七姫物語〈第3章〉姫影交差 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3045-5 発行年月 : 2005.5

なっなっひめっ! なっなっひめっ!
今回も尾谷さんのイラストが素敵すぎます。特に扉絵。色もバランスも素敵ですー。こっちのほうが表紙より好きだけど、インパクトとしては表紙絵に軍配が上がるのでしょうねぇ。柔らかで落ち着いていてほっとする絵です。

まぁそれだけじゃなくて、なーんの話の進展もなかったような(気がする)前回とは違いまして今回はなんと残る六姫勢ぞろいしちゃったりなんかして。
三宮の常盤姫がかなりせっぱ詰まっちゃってるんですな。商都ツヅミとの同盟がなくなると干上がっちゃう山間の町で。でも七宮も攻められたからには応戦しないでいけるはずもなく。
とかなんとかやってると、戦いが始まりそうだからってんで開戦阻止のため姫宮集結。
二宮や双子宮なんかはかんなり「綺麗事言いやがってむかつくー!」とか思っちゃったりしましたが、黒い帽子のあの人がニラミ効かせてくれたおかげでなんか胸のつかえがおりましたよ。

この物語のいいところはきったなーい政治闘争をお付きの人が全部やっちゃってくれるところですな。姫宮には傷はつかない。それを良としないのが一宮の黒曜姫で、自分で動くし、でも妹宮の立場を責めるでもなく、シンセンを守るために影に表に活躍して。かっこいいなぁ。
せっぱつまっちゃってる三宮には例の絵描きがいっちゃってるもんで、それがコミカルに動いて深刻さを紛らわしてくれてるし。

そしてラストの三宮・七宮のゴタゴタが下々で処理される頃、常盤姫と空澄姫の会見ではちゃんと、まったりな雰囲気が戻ってきている。ああいいなぁ、血なまぐさくなくて。今後そうなるのかもしれないけど。

今の所一番の年下空澄姫ですが、単なる傀儡でもなく一人立ちしてくれることを期待します。琥珀姫も早く東和に帰ってこれるといいねぇ。

えーっと、分けわかんなくなってきそうなのでメモ。

一宮 黒曜姫 シンセン
二宮 翡翠姫 スズマ 真都同盟
三宮 常盤姫 ナツメ 鉄鉱山 シドウ将軍
四宮 琥珀姫 ツヅミ 一葉・四葉
五宮 浅葱姫 クラセ
六宮 萌黄姫 マキセ サイ家
七宮 空澄姫 カセン トエル・タウ テン・フオウ

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ビートのディシプリンSIDE2[Fracture] 上遠野浩平

ビートのディシプリン〈SIDE2〉 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志 (電撃文庫)

ビートのディシプリン〈SIDE2〉 (電撃文庫)

戦い一辺倒だけど熱くてよいね! こんだけオールスターだとイナズマもイマイチ目立たない。(大して活躍してないしー。)飛鳥井は出てきても十助君は出てこないのかなぁ。(都市伝説になっちゃうからね)
ジィドがいい味出してます。タダの人間なのに「人間戦闘兵器」の称号を与えられるだけの卑劣な人だけど、パールにメロメロなので愛嬌があります。(不発弾一個で街半分壊滅ってするかなぁという疑問はさておき)

統和機構はバーゲンワーゲンみたいなの飼っててよくテロリスト扱いされないよね、日本とか先進国ではあまり使わないから大丈夫なのか? にしても統和内の符丁ってハンガリー語かなんかじゃなかったっけ、エンブリオのとき。同じスワロゥバートで使ってる言語が違うと変な感じ。状況が違うんだろうなぁ、人が聞いてる可能性のある喫茶店とホテルの個室じゃ。

ミンサーかわいいよ。フランス人形万歳。人に影響与えちゃう人があきらめモードだとヤバヤバだっつーことですね。ミンサーも中枢候補だったんですかカレイドー? そして死神も出てきましたが彼の戦術っつーか行動の仕組みは「スーパーヒーローだから」としか説明できないような……。レイン様はこのころから結構な地位を築いてらっしゃるようで。中学生でしょあなた。いや、ミンサーは幼女だしな。でもレイン様って成長してんのに疑われないのかねぇ。まぁいいや。
総じてビートの過去話は切なくていい感じですね。モ・マーダーもイマイチキャラ立ってない感じだったのが叔父貴として特徴出てきたんじゃないだろうか。

で、凪が出てきちゃうんだよね。ここで一気に萎えた覚えがありますが。
表紙がお姫様抱っこSIDE4に突き進むためにSIDE3も締まっていこー。

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ウィザーズ・ブレイン 三枝零一

ウィザーズ・ブレイン 作:三枝零一 イラスト:純珪一 (電撃文庫)

ウィザーズ・ブレイン (電撃文庫) ISBN : 4-8402-1741-6 発行年月 : 2001.2

第7回電撃ゲーム大賞《銀賞》受賞作。

わーいなんかSFだ。それもなんか理系だ! すげえマシン使いっぽい! よくわかんないところは読み飛ばしでGO! (えー) ちなみに書き出してみると (「空間曲率制御」簡易常駐。局所重力制御開始。容量不足。「分子運動制御」強制終了) とかそんな感じ。コマンド一つ一つはわかるんだけどねぇ。なんかわかんないけど戦闘場面は熱いよ!

わからんなりに説明してみると、「I-ブレイン」というモノを使って戦うと物理法則を操ることができて魔法使いみたいに技が使えて「騎士剣」って剣で主に一対一の戦いをするよ、って余計に混乱するなコレ。
それまでパーフェクトな世界を作っていた大気制御プラントが暴走し永遠の冬が訪れ、世界大戦が終わったあと人類が激減し、人々は街単位で気候を調整して細々と生きている、と。
そして出会う魔法士の少年錬と、謎の少女フィア。ボーイミーツガールですなぁ。

場面転換が唐突なような気もしますが、そこは慣れで。続巻では改善されてることを祈ろう。うん、ソフトの名前はアインシュタインとラプラスぐらいしかわかんなかったよ!

フィアの命を救うと神戸シティ1000万人の命が失われる。
重いんだよォォ! 少年漫画の定石としては大切な人を守るほうなんですが……葛藤がつらいですね。
その二人以外にも、立ちはだかるほうとして出てくる黒沢祐一も錬の姉兄月夜と真昼と縁浅からぬ人物で、同じくして大切な人を亡くした仲間だったと。

設定大好き。錬もステキなキャラクターですし、このシリーズ読もう。という気ににさせてくれました。執筆速度は遅そうですが……無問題。待ちやすよ。

余談:純珪一さん、このころから熱い絵と繊細な絵とダバ絵が共存してたんだなー。

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ビートのディシプリンSIDE1[Exile] 上遠野浩平

ビートのディシプリン〈SIDE1〉 作:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志 (電撃文庫)

ビートのディシプリン〈SIDE1〉 (電撃文庫)

「カーメン」とはなんなのか探れ、とフォルテッシモから命令された合成人間ピート・ビート、それは厳しいディシプリン(試練)の始まりだった。

あー、1巻ってこんなに面白かったんだなぁ……。(再読中の率直な感想)
なんせ主人公のビート君は上遠野キャラで唯一萌えた男の子でありまして、統和機構の合成人間だけど成り行き上高校に復学しなきゃならなくなって、校長に「そんなむちゃな」という対応を受けて「合成人間なんだから不可能はない! テストでも何でも受けさせやがれ!」というフリをしといて一夜漬け勉強を必死でして何気ない顔で復学。この健気さが泣かせるね。浅倉朝子との初々しいやり取りも注目です。LOVEには程遠いけど。
1巻はブギーも凪も出てこないし。いや、ブギーはP173にちらっといるんだが。ほんとにちらっと。

しかしコレをブギー未読者が楽しめるかは、保障できないような気が。今までの関連キャラザクザク出てきますし。アイスクリーム作りの天才に心の花が見える人、実は凪と同い年な統和機構の幹部に変幻自在な幼女、さらには今は亡き殺人鬼として死んだ殺し屋。これらの人々が頭に入っていたほうがニヤニヤできるのは確実かと。そいや、ホー&ゴーの一場面も出てきたね。

それと、あれですな、ブギーシリーズとの明確な違いは「日常の中の非日常」ではなく、学生生活は合成人間には非日常ってとこでしょうか。そこででてくる戸惑いは共通しているのかな。だから戦闘物。フルメタに近いのか? フルメタ未読だけど。スピーディーにそりゃまぁいろんな試練がございます。まぁ、自己確認のための「カーメン」という概念なのかもしれませんが、謎すぎて考えもまとまらんよな。そのための舞台装置か。謎が明かされる日はくるのでしょうか?

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空ノ鐘の響く惑星で7 渡瀬草一郎

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (7) 作:渡瀬草一郎 イラスト:岩崎美奈子(電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈7〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3084-6 発行年月 : 2005.7

本編前の登場人物表でまずエリオットを探す。いたー。よかったー。
そして、今回の口絵教室はディアメルも一緒。そうか、のらりくらりか。そーいやライナスティって金髪じゃないの? それでもシアは黒髪に染めなきゃいけないの? あれ? バニッシュも金髪じゃなかったっけ?バニッシュは銀髪?

で、ほのぼの口絵にほっと一息つくも、本編のほうはさっぱり一息入れられないぐらい厚くて熱い!
ウルク・リセリナは来訪者さんたちに鉢合わせ、一方神殿ではラトロアの操作により、「屍の兵」を生み出す装置になった御柱を、シャジールの皆さんが停止。どうなるアルセイフ。

ウルクがー! ウルクがー!(3回目) どうして作者さんはそんなにも幼馴染みに試練を与えたもうのですか。ここから想像できるような後味悪い結末はいやですー! リセリナがとくっついてもハッピーになれないじゃないですか。いや、恋愛云々言ってられる状況じゃさっぱりないんですけどね。愛咲さんのいうハーミットフラグもさっぱり立ちません。

そう、ベリエVSウィスタルは熱いし、ハーミットも頼もしかったし、エンジュもカッコいいんですけど、やっぱり惹かれるのはライナスティののらりくらりっぷりですね! (9Sの萩原といいアンタの好みはそっちか) ……ギャップがいいのですよ。きちんと締めるところは締める。
しかしカシナートおよびウィータ神殿と同盟とか結べたらいいのになぁ。ダメかな。神姫の妹が意識不明になってるんだからここは協力しましょうよ。(だからの前と後で文が繋がってませんよ) 教授がアルセイフについてくれるんだったら主治医としてつながりができるものを。そうじゃないんだよねぇ。
エンジュはいい感じにイリスと親交を深めてイリスの「タガ」になって欲しいです。うん。

またこれ、引きで終わってて10月(仮)が楽しみですね。
幕間に移った瞬間、クラウス&ニナがえらいほのぼのして見えた。
シルヴァーナ姐さんも次巻は活躍してくれそうです。やっほー。
……ウィスタルと親子じゃなかったんだ。しょんぼり。

私的メモ
ラトロアへ:イリス、バニッシュ、パンプキン、カトル、エンジュ、コウ司教、シズヤ
それを追った?:シルヴァーナ、フウガ
意識不明:ウルク
負傷:リセリナ、ウィスタル、レーヴェ、チェイニー
死亡:ベリエ
逃亡:リカルド

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鬼神新選 京都篇 出海まこと

鬼神新選 京都篇 作:出海まこと イラスト:ヤスダスズヒト(電撃文庫)

鬼神新選 京都篇 (電撃文庫)

「組!」の続編も決まったことだしここらで新選組モノだー。間違っても史実の新選組が大好きな人は読んではいけない本です。時は明治二年、お尋ね者になっていた永倉新八に、古巣松前藩から帰参のお誘いが。藩邸に向かうと岩倉具視がいて近藤勇の首を探し出せば新八の身の上については根回しをすると約束する。新八は蒸気船に乗って京都へ向かい、そこに立ちはだかったのは死んだはずの土方歳三だった、と。

美人な御庭番衆が味方になってくれたり、幼女な巫女で8代目安陪晴明が出てきたり、組のみんなが甦ってたり、美幸太夫(原文ママ)が生きてたりしてやりたい放題ファンタジー。いやー、他のキャラクターは大丈夫だったけど源之丞さんだけは「CV:伊東四朗」で再生されちゃった。オソロシイ。(この本自体は2003年7月発売です) 単語が出てくるだけで「ひゃっほう」な気分になれる自分としては新選組モノって偉大だな、と。

―ここから重大なネタバレがあります―

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―ネタバレ終わり―

というわけで7月に出るのはてっきり函館篇だと思ってたんですがまだ東京篇やってたのね。まだまだ続いてるのですね。まだまだ楽しめますね!

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Missing11 座敷童の物語・完結編 甲田学人

Missing (11) 作:甲田学人 イラスト:翠川しん(電撃文庫)

Missing〈11〉座敷童の物語・完結編 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2703-9 発行年月 : 2004.7

裏表紙から怖いよー。タロットだよー。どうじさまだよー。
扉カラーは、怪異が表に出てはないけど暗くてなんか怖いよー。

えー! コレ終われてなくない? 亜紀姉さんは? 空目は? 武巳は? 間章4の女の子たちは? いやまあ前巻で出された「全ての物語はまだ終わっていない」の体言ですか。神降ろしに怒涛の突入なんですね? 

沖本の変貌が、この学園に巣食ってるモノの断片を垣間見せてくれてて怖い。そして武巳がー! 武巳がー! そんな気はしてたけどいくとこまでいっちゃった気が。そのぶん稜子が頼れる人になってる、かな。仲良くしてやってくれ。二人で摩津方から逃げ切れ! 結局鈴は今どこにあるの? もうヤツの手に渡っちゃったかな。その摩津方のたくらみ亜紀姉さん、稜子経由で武巳に教えちゃってくださいよ。結局裏切りだのなんだの最初から気にしない面々が集まってるんだよな、文芸部って。それに気付いてないのは武巳だけか。ううう、苦しむことないんだよ! 帰っておいでよ!

んでもって頼もしいのは村神の復活? ですかな。
しかし異界の肉片になる時には、良くも悪くも一番思い入れのあるところが残っちゃうんだね。そりゃ悲しいよなぁ。一番憎かったものが残っちゃうなんて。

あと基城さん再登場うれしい。でも彼のお仲間になるのですか。それはこわい。
完結するには彼が大きくかかわってくるだろうからねぇ。目隠しの儀式教えてたのは基城なのか神野なのか。基城だったとしたら魔女とのかかわりは? 

やっぱり早いとこ終章の「神降ろし」を読まないとダメですね。しかし12巻は手に入れたが13巻が本屋3つはしごしても見つからないってどうなんよ。今月の発売日まだ来てないんだから一応まだ電撃の最新刊でしょ? いいかげん引っ越したくなってきましたよ? (だからそういうときこそbk1!)

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Missing10 続・座敷童の物語 甲田学人

Missing〈10〉続・座敷童の物語 作:甲田学人 イラスト:翠川しん(電撃文庫)

Missing 10 ISBN : 4-8402-2571-0 発行年月 : 2004.1

見開きピンナップがセピア色で物悲しくて泣けてくるねー。
池に花が投げ込まれてますが……完結編は怪異が表面に出ますか?

うん、知ってたんだー。ヤツらがくっつくのもー。13巻のあらすじ(=彼が彼女のために裏切ること)うっかり読んじゃう前からー。一巻しか読んでなかったときにー。誰かのライトノベルのベスト告白シーンにあげられててー。
うん、かっこいいけど今後のことを考えると何ができるんだろうこの二人と心配になる。努力はすごいし勇気もいったと思うけど、なんだか暗黒の未来が見えませんか。

そして完全に亜紀姉さんがフライングしちゃった感じですねぇ。儀式しなくても思いっきり関係あるじゃないよ。
「殺人者」のくだり『人が人を殺すことの多くは、他者を殺そうという”意思“が行われたのではなく、人が意思を放棄したことによって起こるのではないか』というのは非常に納得できるものがありますけど、コレ言っちゃったら世間の規範からはそれていくんだろうなぁ。でも村神はやるだろうなぁ、合わせ鏡の時のこともあるし。

使徒たちが合わせ鏡の36人だとしたら、大体誰だかわかるんじゃないのかなぁ。武巳の教室にいた人が一番多いんじゃないの? そういうもんでもないのかな。一応学校の中で起きた事なんだから、目撃者募るとかしたら特定できない? 文芸部だけじゃダメか。

あと摩津方何したいの? そっか、圭子が池から逃げ帰った時に見て笑ってたのは魔女じゃなくて摩津方か。魔女だと思ってたからこの鮮やかなコンビネーションは何?! とか混乱したんだ。結局魔女は最初しか出てこなかったんだねこの巻。

とにかく、完結編へごー、なのです。

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Missing9 座敷童の物語 甲田学人

Missing 9 座敷童子の物語 作:甲田学人 イラスト:翠川しん(電撃文庫)

Missing〈9〉座敷童子の物語 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2485-4 発行年月 : 2003.10

あーこわかった。また病院で読んじゃったもんだから。(ある意味通な読み方?)
新しくてきれいな病院ですが、これがまた聖創学院附属高校の雰囲気にダブります。あわわ。しかもポケベルで呼び出してくれるハイテクシステムなので音が鳴ったときの驚きと言ったら……! 思わず声を出したくなるくらい雰囲気たっぷり。(えー)

「魔女の帰還」なんて帯ですが、帰還もなんもあんたずっと出てたがな。と思ったらそうか、学校の生徒としての十叶詠子はいなかったのか。ぞろぞろ眷属つれてますけど、その人たちアレだよね、合わせ鏡でいなくなった人たちだよね。絶対味方じゃねぇよ。あんたの助けは多分要らない。大きなお世話になると思う。

にしても副題並べてみたら確実に「あんまり怖くなさそう」な部類に入る話であるはずなのにこわいなぁ。そうか、座敷童のイメージは柳田国男に植え付けられてたのか。
ひょっとこ関係あったんだなぁ。私の知ってるひょっとこの話ってどんなんだっけ。しかしその説明じゃ怪異の正体が全然わかんねぇよ空目さん。圭子もなぁ、言い出せないのもわかるけど余計に怖くなっただけだよなぁ。沖本が女だったら泊めてもらえるのに。

で。亜紀さんがー。やべえよ。
みんなの願いもそんな具体的な形のないものだったんでしょうか。
どうせ肉片さんたちがやってくるのでしょう? くわばらくわばら。
そして武巳も。完全に手駒にされましたな。あーどうするよ。

久しぶりに登場の基城さんもあっさり処理されてしまいましたしね。終章に向かって一気に加速ですか?

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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