カテゴリー ‘ 電撃文庫

がるぐる! Dancing Beast Night<上> 成田良悟

がるぐる!〈上〉 作:成田良悟 イラスト:ヤスダスズヒト (電撃文庫)

がるぐる!〈上〉 (電撃文庫)

表紙は女の子ばっかりだけど、中身は熱い男たちのドラマです。たぶん。
またっつーかなんつーか、引き。丸ごと予告編見せられたような感覚。期待は十二分にしますが、全体的な感想は下巻読み終わってから書きたいところですね。しかし、新登場人物や今まで出てきている人物総出演、最後に帰ってきたあの二人もドでかいことやってくれそうな気満々です。

今回の主役級は八雲ですかね。そんなヴィジュアル系だとは思いませんでしたよ。運動神経いいんだなぁ。そりゃ一日に複数人殺すには必要か。頭の回転も必要か。正常だと思い込みたい殺人鬼ってどこまでも成田っぽいキャラだと思う。

海賊本にちょっと顔を出してた探偵姉弟もインパクト十分です。第二のバカップルな癒し系になってはくれないでしょうか。(弟の苦労は絶えなそうだけどね) にしてもあれだ、松田優作のネタとかさっぱりわかんないのか悔しいわ。西部警察ってそこから考えて何年前のネタなんだよ! 裕次郎だぜ。みたことないよ!

名前だけ出てきてたあいつの正体みたいなものは、そうきたか、と思ったよ。複数の観測人ね、それってデュラとちょっと被っちゃったりしないのかな。あっちは主体じゃないから大丈夫?

八雲と探偵姉弟、葛原と金島、犬二人、東区画と西区画、まだ全然繋がってないためにどういう縦糸横糸になるかがすごい楽しみ。予告編みたいな見開きページに書かれた会話の断片が大体誰が話しているのかわかるのもさすがですね。にしてもコレ、一巻で収まるのかな。成田さんはまだ書いてる途中みたいだから、そのうち三巻構成になってたりしたらどうしよう。

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最後の夏に見上げた空は2 住本優

最後の夏に見上げた空は (2) 作:住本優 イラスト:おおきぼん太 (電撃文庫)

最後の夏に見上げた空は〈2〉 (電撃文庫)

秋だ秋。うつろって冬。季節がちょうど今、っていうのは発売日近辺に読んだ人よりお得かもしれない。そして恋です恋。恋する女の子です。もうLOVEですよ。男のほうが鈍感なのもお約束。電撃だけど男の子に貸しづらい感じ。

イジメもあったりするんだね。(そりゃあ社会だからね) そしてわかりやすいボーイミーツガールだね。離れて初めて気付く恋。余命半年でもめいっぱい生きてほしいから、友情も深めてほしいし恋もケンカも思いっきりしてほしい。切なくてよいですね。
華乃……名門が自宅に行くまで正体に気付かなかったですよ。そうくるか。啓ちゃんのイラストも拝めて満足満足。啓介の傷も、綺麗といってはヘンだけど優しいもんだったな。乱暴なんだよ政府。
で、危険思想を持った彼はなぜ検閲すり抜けてその手紙を出すことができたのかねぇ? どうにもなってないから3巻のネタになるのかしら。

最後はなんだか唐突だな、と。ジャーナリストどうなってん。目的はなんだ。いや、残りのページ数から詳細は望めないだろうなぁとは思っていたけども。

そしてまだ小谷の過去は寸止めか。ちょっとずつ明かされてはきてるんですけどね。今回は家族登場。順子を拒絶する父と溺愛する(?)姉。
次巻ははいよいよ夏。最後。その前に名門と小谷は引き裂かれてしまうのか?! 感情移入も深まってきたころにつらいなぁ。楽しみにしておきます。

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空ノ鐘の響く惑星で9 渡瀬草一郎

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (9) 作:渡瀬草一郎 イラスト:岩崎美奈子(電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈9〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3241-5 発行年月 : 2005.12

つかの間の平穏、かな。内容はLOVEー! 萌えキャラだなぁブラドー。引退したいといわれたときにはどうなることかと思ったけど、こんなに早くすんなり王妃が決まるとは思いませんでしたよ。でもやっぱりソフィアさんではウルクを嫁にもらってしまうと家の格に違いがありすぎませんか? その前にフェリオ一行がジラーハから帰ってこれるかどうかが微妙なところ。それかブラドー国王に死亡フラグか。ううむ、兄者死んでもらいたくないなあ。

ウルクやリセリナやソフィアの変身はもちろん、ディアメルの変身もご馳走様でした。しかしライナスティの正装とかフェリオの姿もみたかったですよ。バロッサじいさんの活躍もカッコよかったです。そしてカボチャ萌え分が足りないっ! 次はたくさん出てくるといいなぁ。

新しく出てきたあの人は、いきなり表紙だし重要人物なんだろう。なんだろ。お父さんのクローン? それとも時系列が逆でこいつが異世界に流れ着いた? 傷を見ていたなら「人違い」とは思い込めないよね。いくら顔が似ていたって傷は同じようにはつかないから。ううん、続きが気になる。

そして明らかになった出生。あんたらややこしくなるからこども作んなよ! と思いもしたけどまあいいや。それで結果的にアルセイフが救われてるし。

クラウスも片付いちゃったし、ほんとにもう国内には問題は残っていないから、当分戻ってこなさそうだね。さよならベルナルフォンー。ディアメルもライナスティもついてくるよね? シルヴァーナ姐さんとハーミットは確定っぽいので安心安心。続きが気になります。

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パラサイトムーンIV 甲院夜話 渡瀬草一郎

パラサイトムーン〈4〉甲院夜話 作:渡瀬草一郎 イラスト:はぎやまさかげ(電撃文庫)

パラサイトムーン 4

何年か振りに読んだおかげで人物名忘れまくってるー! (だから何人もの人に続けて読んだほうがいいっていわれてたでしょ) なかでも「ティギー」さんはパラサイトムーン資料室さんの説明読んでも思い出せませんよ? 困ったもんだ。しかもこの説明ネタバレ混じってるような気もするし……踏んだり蹴ったりとはこのこと?
そして5巻の帯の文句も覚えがあるので「ああ、こいつ復活するんだよなぁ」とか思っちゃうわけで。もうなにがなんやら。

にしてもここから長編に突入ですね。今回の主人公は実験室で生まれた少年。仲間と幼い頃に交わした約束。力をめぐる戦い。キャラバン内のゴタゴタ。
いいですねいいですね。能力が地味でいいですね。(爪だもんなぁ) 守るものがあるってのもいいですね。いかにも主人公でいいですね。巻き込まれ系じゃない分腹が据わってていいですね。
書物の謎とか女の子の決心とかいいですね。スパイ合戦だし学者さんもさばさばしてていいですね。

にしても桂がカニバってた。やっぱりそのイラストはねぇんじゃないかと思う。
その顔はハーフか!? 
フローラ今後もガンガン出てきてくれるのかな。弓と心弥は2年後まで出てこないよね。籤方君の本体はでてこないのかな。ああ、気になるー。

そして思いっきり引きですね! もう手元にあるからヤキモキしないけど。よっしゃ読むでー。

他刊の感想
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ウィザーズ・ブレインIII 光使いの詩 三枝零一

ウィザーズ・ブレイン〈3〉光使いの詩 作:三枝零一 イラスト:純珪一 (電撃文庫)

ウィザーズ・ブレイン〈3〉光使いの詩 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2191-X 発行年月 : 2002.10

魔法士の活躍するお話、第三巻。
祐一の友人の光使いと、その娘と、ある試験管魔法士を巡る物語。
またやられた。ベタだし前までの巻と話のパターンは同じなんだけど、泣き所を押さえたところも相変わらずで感動しちゃいます。親子愛が! 姉弟愛が! 「どうしてこうなってしまうんだろう」って回顧がつらい。好きなんだけども読みづらいんだよ。泣きたくなるときにオススメ! それ以外はちょっとつらい!
いやでも今回はメインメンバーの中で死ぬ人少なくてよかったよ? 下っ端さんの死もせつなさに昇華された感じで。

よくまっすぐ育ってくれたもんだよセラ。お母さんの優しさもわからなくはないんだがそんな簡単なもんじゃないんだね。どっちにしろつらいのには変わりない。偽りの関係のときだけ本音を出し合えるなんてさ。
ディーは今までのヒーローの中で一番弱々しい感じがするけど、信じるものができたことで強くなってくれるのかな。つらいこともあっただろうけど。戦うことは、人を傷つけることは怖いっていう感情とも矛盾せずに。扉の言葉のように。もともと能力はものすごいんだし。守れるさ、あんたなら。
祐一兄さんは悟りきった感じで、最強騎士の名をほしいままにしている感じですな。

魔法士のタイプはもっと増えるのかな。登場人物も増えるのかな。
クレアの再登場希望。彼女にもしあわせになってほしい。
続き読みたいけど気が重い。はぁ。

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世界の中心、針山さん 成田良悟

世界の中心、針山さん 作:成田良悟 イラスト:ヤスダスズヒト・エナミカツミ (電撃文庫)

世界の中心、針山さん (電撃文庫)

成田作品初の「!」なしタイトル本。そしてダブルイラストレーター! 表紙がヤスダさんで口絵がエナミさん。扉はそれぞれの女の子1人ずつ。
そして中身は短編連作。それぞれのジャンル別奇妙な事件の周辺に、気付けばいつもいる「針山真吉」。でも本人は全然主人公でもなんでもない一般人。で、最後の書き下ろしで3つの話の登場人物が登場し、いつもの群像劇になります。ジャンルは「リレー」。なんじゃそりゃ。

としれじぇ(ジャンル:都市伝説)はhpで立ち読みしたんですけど、アレもかかわってたなんて気付かなんだわ。立ち読みだったからわけがわからなくてねー。鈍行特急的変則構成だったんですが、SideAとSideBの連結点を見失ったの。隣のアパートっていうのも読み落としてました。(全然ダメじゃん) 納得できたよ。仕掛け凝ってたんだなー。 

その他のジャンルも成田らしくぶっ飛んでます。一番ヘンなのは「魔女っ娘」か? 思い込みの激しい囚人だもんよ。なんか人情風味だしさ。「銀島さん強!」と思うけど未収録の雑魚戦闘員はもっと強いという噂が……マジで? 伝説の勇者は変則バトロワだし。

えーっと、成田初のバッドエンドもあったハズなんですけど……アレ?
もうなに出されてもビックリしないよ……多分。いつまでも「またやられた!」って感心はするけど。

でもあれだ、一番苦労したのは作家・絵師×2の生み出したものを一つの本にまとめたデザインの鎌部さんだろうなぁ。結果竹槍パンダは切れてしまいましたが。見てみたいよパンダ! 次はいつ出るかなぁ、針山さん。

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空ノ鐘の響く惑星で8 渡瀬草一郎

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (8) 作:渡瀬草一郎 イラスト:岩崎美奈子(電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈8〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3181-8 発行年月 : 2005.10

さあ、タートム戦決戦です。その前にウルクがさらにヤバげです。でもそのウルクを置いて戦場に赴いちゃうのがフェリオなの。ちょっとがっかり。さすが登場シーンはいいとこ全部持っていくな!(主人公だからね)

いやでもイマイチ影の薄かった国王ブラドー、戦場に赴いて王の勤めを果たすのです。「編み物好きのくせに!」とか思ったらちゃんと手芸ネタもからませてくれて、すんごい好感度アップ。なんだよなんだよ、新キャラソフィアさんとラブっちやうのか?
それとは別にとハーミットがシルヴィ姐さんとなんかいい感じに……? リセリナフラグは解除か?! エンジュとイリスはそのまま突っ込め。今回大活躍のベルナルフォンにはいい人いないんですか。それよりリセリナか! だれかいい人! 人間模様は十色ですな。

戦争模様も詳しく。クラウスの突然の復活&手土産がびっくりだよ。転んでも貴族商人。(なんだそりゃ) そして手土産ちょっと期待したのに効果薄い……(プロトタイプだからね) 北方民族絡んでこない限りいらない武器だもんなぁ。いや、改良を重ねられて最新鋭超長距離砲とかになるんだよ! (マジで?)

そしてひとまずハッピーな感じに終わった今巻ですが、あのネタはちょっと唐突に終わりすぎた気がするんですがね。まぁ最初っから数えたら結構な巻数を使ってるのでこのくらいで終わらせてもいいんでしょうが、それが巻末にまとめられちゃったのが唐突感を加速させるのでしょう。しかしシメのイラストで不満も全部チャラになった感が強いわね。よかったなぁ。

んで、次はメルマガが壮大にネタバレしてくれた内容によると正妻候補を探すらしいよ。フェリオよりブラドーのが先に結婚すべきだと思うが……そしてパーティーに紛れ込んだ仮面がパンプキンにしか思えないこの愛はどこに向ければいいですか。そのうちラトロア編になって大活躍なんだよね? 12月、楽しみだけど書くの速いよ渡瀬さん。ご無理なさらないように……。

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キノの旅IX -the Beautiful World- 時雨沢恵一

キノの旅―The beautiful world (9) 作:時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白 (電撃文庫)

キノの旅〈9〉the Beautiful World

他者と自己

あなたのその悲しみは やがてあなたになる
-Do You Love You?-

なってないひとたち
とりあえず人をけなさんでもいいじゃないか。
(そういう話ではありません)

城壁の話
よくわかんないけど包み隠されたモノは中でどんなに楽しいことが繰り広げられても他人には存在していないのと同じということ? 

悲しみの中で
アニメ版の予言の国の中にあった国(アニメオリジナル)のほうが綺麗だったなぁ。そういうネタに関しては安全な国でやってたことだし。同じ巻でも「電波の国」とか「日記の国」と被るところもあるし。逆転もあまり効果的じゃない気がするし。逆転に関しては今回扉の言葉が突き刺さりますね。

記録の国
合わせ鏡怖ええ! ばふばふ萌え。
 
そんなに進んでるのに人権がなぜないんでしょうねぇ?

いい人たちの夕べ
何事もほどほどに。言えば許されるってもんでもないから。
でも師匠もほどほどに。

作家の旅
英題で「ん?」 と思ったよ。
タイミングいいんだか悪いんだか。

電波の国
それで誰も困らない……ことはないな。困ります。犠牲者が。
ティーも妙なキャラだちしてるなぁ。手榴弾好き。
バギーってみんなこんな形なのかな。かわいい……ね?

日記の国
なんで共有しなきゃいけないのかわかんねー。毎年同じような日記になりそうだが。
そしてみんな同じような文書くようになりそうだが。

自然保護の国
英題で「ん?」 と思った第二弾。
滅んじゃうのかなぁと思ったけど楽々暮らしているようで。
オチにも笑った。そんなもんか。

商人の国
まあ誰も損してないしー。いいんじゃない? そのまま国についてたら生きてなかったんだし。にしてもたくましい商人さんだね。そこまで開き直れるだろうか。

殺す国
ハンサム活き活きしてる! 師匠強靭な胃腸!
うーん、なぜその結論になるかはようわからんが、国内で処理するのも嫌なんかい。
迷惑だねぇ。

戦車の話
超バッドエンドかと思ったよー!
いやしかし、戦車的バッドエンドだが。
そのあとなんかハッピーなことがある可能性があるんだからいいのさ!
CVは立木文彦で。

むかしの話
ティーも無事おばあさんになれた……のか? 額の絵がひとつだけまったりしててほほえましい。
シズはどうした! 陸も大往生ですか? 
お犬様、そりゃ人語が解せればそんな信仰ができてもおかしくないかもしれない。

説得力II
ありなのか。そうなのか。わざわざ掘らないとできないのそれは。
じゃあシズもキノに勝てないのかねぇ、獲物の違いで。

あとがき
うん、そろそろ内容のあるあとがきが読みたいと思っていたところだよ。
難点は図書館で借りるとお楽しみが一つ減ることか。
またいつかエルメスキックを拝むことができますように。

他刊の感想
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 記憶の国 旅人の話

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最後の夏に見上げた空は 住本優

最後の夏に見上げた空は 作:住本優 イラスト:おおきぼん太(電撃文庫)

最後の夏に見上げた空は

17歳で死ぬ運命にある、平和な時代に残った戦争時代の遺物、遺伝子強化兵。
その上記憶を失って目覚めた少女、小谷。その遺伝子強化兵が集められた町で、高校教師の名門と二人で暮らしながら高校生活を送る。その高校もちょっとわけありで。
手堅くまとまった物語ですねぇ。雰囲気大好きさ。
最後の時は、まだ先だけど。

狙い済ました設定ではあるけども、しっくり来てる。そこに流れる暖かい日常も。
自信がないのかあやまりまくる小谷のキャラクターも。ぶっきらぼうな名門もありがちで。いやそこはベタだからベタであればあるほど型ハマリではあるけどなんか好き。LOVEだねー。漫才な人たちもいるし。そういえばなんで敬介のイラストがないんですか!(そこかよ)

時計のエピソードがいいね。どっちも。「時間」の流れ方がよいね。
こんな設定はあるけど、普通の高校生と生活は同じなんだ。何の特別なこともない。ちょっとしたテロリスト、菜摘が言うように。

そうなんだよな、そんなに冷静でいられるもんかな。いやあ、もがいても仕方ないだろうから悟って暮らすしかないだろうけども。
そして2・3、伏せられた謎が気になるよね。てっきりそこは消化してくれると思っていたのに。こういうのは一気にやってくれないと細かいこと忘れるよ? (だめじゃん)

この始まりとなった、hpSPECIAL掲載の短編大賞最終選考作もとっても読みたくなりました。主人公もストーリーも舞台も違うらしいよ?

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鬼神新選II 東京篇 出海まこと

鬼神新選〈2〉東京篇 作:出海まこと イラスト:ヤスダスズヒト (電撃文庫)

鬼神新選 2

前巻でヤツラの掃討に失敗したので篝炎ちゃんとも袂を分かち、単身東京に乗り込んだ新八。多摩に行っても近藤たちを裏切った形になるため身を隠しつつ、御庭番衆に襲われつつ、亡霊達の動向をさぐる、と。

メイちゃんの出番も港を出発するだけで、物足りなさも感じるところ。
まぁそこは二刀流の斎藤一で帳消しさ。牙突のあの人とえらい違いだけど、これも斎藤一の資料の少なさがなせる業ですね。おもしろい。イラストは葛原(in越佐大橋)に似てる感じがするですけどね。(斎藤一がhpに載ってたらそっちのが先かな) しかし、新八ピンチで篝炎ちゃんorメイちゃん登場か? と思ったところに登場してくれたところを見るときっと味方になってくれるでしょう。うむ。

にしてもシスターアンジュはフランスの差し金で動いていますか。なるほどなるほど。でも中村半次郎はエゲレスの差し金か。亡霊でもなさそうなのになぜ。
新八たち新選組メンツはそんな対外情勢なんてわかってないでしょうから、今後も運命に翻弄されていくことでしょう。そこが面白いところだよねー。

第一印象は「薄っ!」 そしてすがすがしいまでのページ稼ぎ紀行文・キャラクター図鑑・長めのあとがき。いやぁ潔いね! (そうか?) いや、面白かったからいいんだけど。家賃払えましたかー? 水道止められてないですかー? なんか親近感わくよねこういうの見ると。別売りガイドブック発売されるよりよっぽどうれしいです。そうっすか、ピスメ好きっすか。しかし、今連載中(?)の新選組漫画は板橋・函館までたどり着けるかどうかが心配で困るね。ゲフッゲフッ。
にしても思いっきり終わってますよ大河ドラマ。函館までも行ってないっすよ出海さん! まぁ期待してます。

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about

ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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