カテゴリー ‘ 電撃文庫

Little Birds Fly 円山夢久

Little Birds Fly  作:円山夢久 イラスト:小栗るみ (電撃文庫)

なんでもできるけど平均80点以上に何事も突き抜けられない男の子、和田修身の成長譚。21世紀の問題は犯罪などではなく、無念の死を遂げた人が「ゴースト」と化し、電気系統に障害が出たりポルターガイスト現象が起きるようになったこと。それを鎮めるにはダンサーやシンガーが魂を感動させることにより「昇化」させることが必要になった。この職業「バード」の訓練学校に国立大合格を蹴って入学した修身に降りかかる大事件、青春の一ページ。

すっきりさっくり女性向き? 絵師さんも今は同人をメインに活動されている方だそうで。指がデカイよー。いや、円山夢久って「ゆめひさ」さんという男性だと思ってたから余計にビックリ。物語としてもアクションより「精神的」なアプローチになってるのもより女性向な香り。綺麗なんだけどおまえら今後人間関係はどうすんのよ! と思うラストシーンも。

更紗、芸能人としての活動まったく休止してんの? 暇すぎじゃね?
今回の事の発端は脱線事故なわけですが、(なんてタイムリー)、ZOOの時も思ったんだけどやっぱり日比谷線の事故って言うのは文学界にも結構な影響を与えてたんですかね。(この本は2004年、ZOOは2003年刊。事故は2001年。考えすぎ?)

女の恨みは怖い。結構リアル。昨日ちょっとした悪夢を見ちゃった。あっはっはー!
三角・銀角の話がもっと聞きたいぞ。
うーん、この設定はわりかし魅力的だとは思うのですけど、すっきり終わっているし今まで続編の音沙汰がないのはもう出ないんでしょうかねぇ。残念。いや、これでいいような気もしますがね。

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鉄コミュニケイション2 チェスゲーム 秋山瑞人

鉄(くろがね)コミュニケイション〈2〉チェスゲーム 作:秋山瑞人 原作:たくま朋正・かとうひでお (電撃文庫)

鉄(くろがね)コミュニケイション〈2〉チェスゲーム (電撃文庫)

うん、1巻は序章だったね、と胸を張っていえるかんじ。ピンチから始まってギクシャクした仲直りがあって、さらにピンチが降りかかって。チェスは良くわかんないけど楽しめたよ! (定石わかってる人は面白さ倍増の予感) 戦闘場面はスリリングで息がつかせなくて、ハルカがロボットの言葉を網膜投影するプロジェクターをつけたときの喜びなんかは共感できて。そうか、人間って汚いってこの社会に生きてる私なんかでも思うけど、ロボットに囲まれたら引き立ってしまうかもしれない。そうか、イーヴァはパーフェクトなハルカだったんだね。そんな友達ができてよかったね。

ルークがね、カッコイイの! 優しくって強くって弱くって。
もちろんトリガー君もかっこいいさー! というかみんなかっこいい。
怯えるイーヴァにも、「てめえの引き起こしたことなんだから責任とれ!」とはいえないなぁ。反省してね。それ相応の報いはちゃんと受けたかな。
新しい旅立ちに、よかったね、おめでとう、と声掛けてあげたい気分。がんばれ。

一方敵方のナイトとビショップ。ヤツラにもヤツラの哲学があって、ちゃんとパーソナリティのある「個人」なんだなぁ、と。そういうのも大切な小説の一部だよなぁと改めて再確認。

いやー、秋山瑞人だし。と思って身構えてたんですがさすがにノベライズで皆殺しはないっすよね。よかったー、本当によかった。余計にハッピー度が増した気がします。お得な気分。
ずっと表紙絵の真ん中の子がナイトかなぁとか思った気がしますが、ナイト出てきても違うし300ページ過ぎても登場しないしなんなんだよー! と全くその正体に気付きませんでした。ダメだね。はぁ。

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9S<ナインエス>V 葉山透

9S (5) 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト(電撃文庫)

9S(ナインエス)〈5〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2906-6 発行年月 : 2005.1

逃げ出した由宇と闘真。そこにきてADEM解体の危機、由宇の預かり知らぬ新たな遺産を携えた伝説の傭兵部隊「七つの大罪」が、10年前の大爆発の爆心地でかつての峰島勇次郎の研究室を訪れた二人を襲う。

前巻のテンションそのまんま、今回も熱いです。厚くもあるけど。えーっと、「最終章?」と聞きたくなるくらい切羽詰まってるんですけど、大丈夫なんでしょうかね。Lafi4が味方になるとかー、実は勇次郎と不坐が同一人物で一人倒せば大丈夫とかじゃないとヤバくない? あ、その場合、あの二人がくっつけてしまったら姉弟? ……ちょっと待ったー! 今の取り消し。前言撤回。きっと大丈夫だ、天才と造られた戦士だもの! なんかばばばっと解決できちゃうんだよ! 上中下巻になった場合、由宇の活躍は中と下にはあまり期待できなさそうだしなぁ。大丈夫かなぁ。あ、それとも勇次郎か不坐のどちらかが完全な味方になるとか。うわ、コレはコレでイヤ展ですな。これで最終章じゃなかったら強さのインフレ開始じゃないだろうか。そういう展開も好きだからいいけど。

きあああ八代萌えー! 非常事態にこそ冷静に! 越権行為もためらわず! ステキー。今まで三枚目だったのにかっこいいとこ見せられるとそのギャップに惚れますよ! いや萩原も萌えだけどもね。あんまってか全然活躍してないからねぇ。
そしてメガネはよいね! 敵といえどもダンディでよろしいね! (ダンディ?) いや応援するのは伊達さんですけども。

つっこんどくと今はH-4は世界一とは言い切れないんじゃ……11月に執筆終わってんだったら仕方ないか。まぁいいや、H-4とA380ってそこまで大きさ変わんないし、試験飛行成功したの4月だし、フリーダムが桁違いにでかいのは確かだから。

それより、小夜子の敵フラグが立ってる気が。やだよー木梨の二の舞かよう! 違うよね? スーパーな味方に変身してくれるのよね? (何その胡散臭い説明)

切羽詰まってるだけにラブコメ要素は少なめですが、横田親子がほのぼのでよいです。あきら&アリシアに受け継いでほしい気も。しかしあれだ、由宇の中で「隠れるところがないから男性の前でも着替える」常識のなさと、「どこみてんのよ!」の境目はどこにあるんだろうか。
「心臓型のクッション」(血管付)はhpネタらしいっすね。ttp://www.mypress.jp/v2_writers/kou_takami/story/?story_id=914056うわ、わかんなくってちょっと悔しい。花嫁修業?

とりあえず続きが楽しみですよ!

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空ノ鐘の響く惑星で6 渡瀬草一郎

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (6) 作:渡瀬草一郎 イラスト:岩崎美奈子 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星(ほし)で〈6〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2938-4 発行年月 : 2005.2

表紙かっこいいよー!! あーもー惚れ惚れ。オヤジいいねぇ。カシナートのクセにかっこいいねぇ。

タートムの侵攻はベルナルフォンに任せられる程度らしく、それほど緊迫感はございません。フェリオはやっぱりフォルナムとウルクのことで頭がいっぱいです。

物語的にももういろいろ繋がって面白いったらありゃしない。それがそう来るのか! って。ファンタジーなのにウラシマ効果だの相対性理論だの出てくるとは思わなんだね。ほんとにSF+ファンタジーですなぁ。
ラトロアの腐敗っぷりも片腹痛いですし。

それにしてもフェリオ、「ちょうどいい具合に温かかったから余計に眠くなって」とか、この人鈍感通り越してどうなってんだー。いやそこがいいんだけどね。
そしてウルクがー! ウルクがー!! (2回目)
ぐっと近づいたような、遠のいたような。リセリナまでが一緒にピンチで、フェリオのハーレムが一気になくなるかも! (なんでやねん)頼れる要素が教授の優しさぐらいしか思いつかなくてやばいなー。

でもリセリナの想いにウルクも気付いちゃったらしく、やっぱりこいつら譲り合って共倒れになりそうな女の友情だよなぁ。ライナスティにはディアメルがいるし、リセリナにいい人はいないかねぇ。(そっち派ですかあなた) そこでエリオットですよ!

でも当のエリオットがー! エリオットがー!!!!! 生死不明なんてひどいっすよ! この物語で一番愛してるのに! 無事を切に願いたいと思います。

ハーミット……前ラトロア元首の三男で剣士。ウィスタルの甥
ゴーダ・トレイス……講談師にして刀鍛冶、錬金術師としてのシルヴァーナの師匠
シズヤ……タートムとラトロアの二重スパイ
ジェラルド・メイスン……ラトロア現元首。“死の心霊”を使ってアルセイフに侵攻

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ゆらゆらと揺れる海の彼方4 近藤信義

ゆらゆらと揺れる海の彼方 (4) 作:近藤信義 イラスト:えびね(電撃文庫)

ゆらゆらと揺れる海の彼方〈4〉 (電撃文庫)(2005.03)

またラシード表紙にいるよー。だって今回の主役はラシード国王その人だから。
あとがきのお言葉「帯の惹句にも『新章開幕』とか『バストーニュ大戦編スタート』とかそんな文字が躍っていることでしょう」とかありますけど……いや、書いてないっス。帯で一番デカい文字は「結婚」でしたが。いやあ、それで間違ってないよ編集さん。もうラシードと姫の初々しいLOVEでしたわよ! 途中までは。
もー、クローデットがかわいいの。箱入り恥ずかしがりドジっ娘で。この二人、うまく行きそうだと思うよ。
いや、しょっぱなのシグルド&ローラも切なくてよかったですが。

あー、「もしかしたら姫も刺客かも」とか思ってゴメンナサイ。そんな状況より遥かに切羽詰まっておりました。なんかシリーズ中一番ピンチのような気がするよー今までどうにかしてきたジュラいないし。でもノウラがいるからどうにかなるかな?

にしても、ぜんぜん悪い人じゃなかったなぁエレディア。もう誰が悪モンかわかんねー。前巻と役者の善悪が相入れ替えか。うー、ビオの印象が悪いのと、ラシードの味方じゃなかったので悪モンの気がしてたんだよねー白鳥派。ああ、全てが明るみに出ればいいのにねぇ。でもこの状況だからこそローデウェイクが生き残れるんだけど。

しかし、期待した通り一瞬だけどラシードとジュラの掛け合いが戻ってきてくれて嬉しいわ。ノウラもジュラの扱い方わかってきたね。……そっか、ノウラって記憶喪失じゃなくって元々の記憶がないのか。海獣だもんねぇ。

西方がモンゴロイドなんだなぁ。
結婚しても名字変わんないんだなぁ。これもオリエンタル演出かな。
それと地名がバストーニュの地名全てフランス風なのに、バストーニュの伝統楽器はパグパイプなのか……ドーバー海峡も内包してるんですね。

イーフェンがー、イーフェンがー。カラーページとモノクロの雰囲気格差ありすぎ。こわいよう。暗殺者の二人がでてきた時からなんかあるなぁとは思ってたけど。にしてもフェイエン死んじゃ嫌ー! 生きててー。ブーランジェに愛情はないけど、まとめる人いなくなったらもしかしてラシードが孔雀派まとめなきゃいけないのかな。それはちょっと大変だね。

ああ、目が離せません。みんな生きててほしいなぁ。

他刊の感想
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Missing8 生贄の物語 甲田学人

Missing〈8〉生贄の物語 作:甲田学人 イラスト:翠川しん(電撃文庫)

Missing〈8〉生贄の物語 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2376-9 発行年月 : 2003.5

いつもいろいろ怖い本作ですが、風呂入るのまで怖くなるじゃないですか! っていうか壁が怖くなったら建物の中で暮らせなくなるじゃないですか! (そういう人はオカルト読まないように)
でもたいていの女の子は上向いて髪の毛洗うんじゃないかなぁ……わたしは顔に水がかかるのが嫌いだからできないけど。だから怖いんだよー! うきゃー!

今回も翠川さんの口絵がかわいくってー、お得な気分。あの兄弟のお話を、絵本で。

そしていよいよ空目が本腰入れ始めました。考えてることはイマイチわかんないけど。いろいろ繋がってきました。佳境ってことですね。
はじめの初めから、こうなることは決まってたみたいです。摩津方が仕掛けたモノだけじゃなくて学校施設の根本から儀式だった学園。
欠落ってキーワードも説明され始めた感じで期待できますね!

今度こそ俊也が狙われたのかなーと思ったらそうでもなく。完全にあしらわれてる感が……。ほんとにやばいのは俊也だよな。彼だけボディーブローくらってて回復できてないし。武巳と稜子は頼もしさのようなものも感じてきてますが、あのネタバレ読んだあとじゃそこ突かれてるんだろうと思いますですが。
しかし、今回は魔女がらみじゃなかったと。いや、導いたのは魔女なんだろうけど、直接手を下したというわけではなくて。魔女は摩津方・理事長に引き寄せられたわけではなく、神野と二人で絶好の場所を見つけ出したって感じかな。彼女の今までの行動原理もわかったね。なるほど。その理想の先に何があるのかは知りませんが。

そしてなぜか黒服が全くかかわってこなかったのは、黒服よりも理事長のほうが影の実力があるってことですか? でも理事長がいなくなった以上、今回のこともエージェントに知れるのでしょうか。前回疲れきっていただけになんだか心配になってきます。敵っぽいのにね。

どう考えてもハッピーエンドなんか考えられんねこのシリーズ。いよいよ完結したみたいですがわたしはもう少し、遅れていきます。まだ楽しめます。

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シャドウテイカー5 ドッグヘッド 三上延

シャドウテイカー (5) 作:三上延 イラスト:純珪一

シャドウテイカー〈5〉ドッグヘッド (電撃文庫) ISBN : 4-8402-3063-3 発行年月 : 2005.6

最終巻です。そしてプロローグでいきなり先制パンチ。やっぱそうなるのかよ……! いや、ラブラブなんですけどね。本編始まってもラブラブなんですけどね?! 記憶なくなっちゃってるから大胆葉ちゃん。ドキドキだけど泣きたくなる。

LOVEでした。そりゃあもうラブでした。
読む直前まで「どうやってシメるんだろう」と疑問でしたが、とってもすっきりおさまって嬉しいよー! 泣くよー! 3巻でドッグヘッドがまるっとスルーされてたのはそういうことだったのね。1巻からシャドウテイカーの説明がなんらなかったのもそういうことなのね。うむうむうまいですな。……結局『影取』は関係なかったな。(そりゃそうでしょうよ)

ダークの最終巻よりスリル満点。だってあれは敵を倒せば倒れた人もどうにかなりそうだったけど、今回はほんとに死にそうだったから。前巻に引き続き雄一兄が大活躍でうれしいですよ! 熱いですよ! 燃えですよ! ミイラの逃亡するし。最高。
もちろん裕生ちゃんも大活躍。燃えー。

ツネコさんに見つかった時はどうなるかと思ったけど優しくなってよかったよかった。茜ちゃんもちゃんと見せ場があって、女の子がたくさんいて良い良い。
みちるだけがこう、誰かいないのかよって悲しくなるけどまあいいや。「私が持って帰っていれば」に泣きました。きっかけって大事だと思うの、やっぱ。ホントにそうかもしれないのにね。でも両親がいなくなった葉に行った方が不公平感はないかな。運命。みちるの美貌ならいい出会いがあるさ! きっと。

結局都市伝説分は薄まったまんまだったんですが、雄一兄のリサーチによるとカゲヌシの噂は加賀見に集中してるはずなんだよね。あとのカゲヌシが日本中に現れてたっていう佐貫の推論は合ってるのかな。黒の彼方いない地方の人は大変だよね。
あ、裕生ちゃんの入院の謎が解けてないよ! うわ、気になる!

せつなくって優しいエンディングでした。あーもー離さないでやってね裕生ちゃん。

1巻が抜群に面白くて2巻が燃えで、3・4巻が中だるみで5巻が感動。てな感じですかね私の印象としては。いや、3・4巻も非常に大事なんですけども。
ありがとうございます三上さん! 山姫も買えるように努力します。ぐふう。

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ヴぁんぷ!II 成田良悟

ヴぁんぷ! (2) 作:成田良悟 イラスト:エナミカツミ(電撃文庫)

ヴぁんぷ!〈2〉 (電撃文庫)

ええー! 祭り始まらないのかよ! (なんかバッカーノ1933の時の既視感が甦ったような……いやなんでもないです) ま、今回は8月に完結するのが決まってるみたいなんで引きでも安心安心。昼編・夜編だそうですよ。吸血鬼といえば夜ですものね!期待が高まりますわね!

一筋縄じゃいかない人いっぱいです。人物増えまくってます。
ダークホースも複数居そうです。ドキドキ。
そのなかでも中心人物はヴァル君ですな。前巻のレリックのような役どころですね。若くていいですね。若くていいのはもう一人、ミヒャエル君もいいですな。
にしても棺桶ロボの萌えキャラまで作り出した成田氏には完敗です。それに違和感ないイラストをつけてくれるエナミさんにも感服です。ありがとう!
敵さんも最後には和解できたらいいのになぁ。みんな切ない人ばっかりだから。
博士の歳はごまかしてんのかな。ま、そんなに矛盾するほど昔じゃないのかもね。

でもさ、前巻のあとがきで「次は市長メイン」とか何とか言ってなかったっけ? 違うじゃん! これから市長が全力で振り切ってくれるのよね? 子爵じゃなくて。まあ面白いのでどっちでもいいけど。
あとがきがまた、ちょっと講談社ノベルス風味(?)で。そうか、ああいうレイアウトは文字数少なくなるのね! ……時雨沢先生に続くあとがき作家を目指してるの? 二人でネタ消費していったらものすごい勢いでなくなると思うんだけど大丈夫なんですか?

というわけで、8月に期待。

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悪魔のミカタ10 It/スタンドバイ うえお久光

悪魔のミカタ〈10〉It スタンドバイ 作:うえお久光 イラスト:藤田香(電撃文庫)

悪魔のミカタ〈10〉It スタンドバイ (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2432-3 発行年月 : 2003.8

お久しぶりの悪魔のミカタ。今回は短編集。決して忘れていたわけではありません。
大好きだから苦手なのです。なんか、せっつなーくなってだっるーくなっちゃうんだよね、読んでると。なんでだろ。コウの言葉攻めなんぞはどうでもいいんだが。

10巻初読:『アウグーリ!』でK.O.
二回目:『多分、出会ってなかったね』でK.O.(←退化してますやん)
3ヵ月後ぐらいに三度目の正直で『バカに、させない』までたどりつき、燃えて完読。

綾とジィの葛藤が主ながら、いろいろ切り取ったおいしい構成。思わせぶりな伏線ばら撒かれても忘れちゃいますよ? (そこは覚えておけ)
とりあえず、「成長するための手段」と「ヤツらがコウにしたこと」って忘れないようにしないとね。
日炉理坂の設定って綾の立場を微妙にするための小道具だと思ってたんだけど、アウグーリ見せ付けられるとひれ伏すしかない気がします。田舎ってあったかいなぁ。

『ここから始まる物語(本編)』:パイオニアツリー泣き。
『多分、出会ってなかったね』:プラスを大いに生かしてくれ泣き。
『アウグーリ!』:そうだ、よーへ、かっこいい・ぞ! 萌え。
『バカに、させない』:綾の強さに燃え。狐面って西東天に……いやなんでもない。
『いいや、うそだよ』:気の使い方が間違ってます! 
『キングダム』:一つのプロローグ。ますます言葉がDクラに……いやなんでもない。
『ほれ見たことか』:強敵だねぇ、「ザ・ワン」。ジィ、救われてくれ。
『ここから始まる物語(承前)』:だからどうでもいいっつーに。どうするんだろ、日奈。そしてこの吸血鬼も一筋縄ではいかないね。続きがめちゃめちゃ気になる!

他刊の感想
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鉄コミュニケイション1 ハルカとイーヴァ 秋山瑞人

鉄コミュニケイション1 (1) 文:秋山瑞人 原作:たくま朋正・かとうひでお(電撃文庫)

鉄(くろがね)コミュニケイション〈1〉ハルカとイーヴァ (電撃文庫)

SF。人間最後の生き残りかもしれない推定13歳の30年間コールドスリープしていた記憶喪失少女・ハルカは5人のロボットと暮らしていた。立入禁止にされた廃墟のビルで探検していたら、自分とそっくりな少女・イーヴァと遭遇。すぐに逃げられてしまったけど、あれこれあってイーヴァの相棒・軍事ロボットのルークと共に用心棒になってもらえることになった。

初秋山ー。これよりEGのが先なんだねえ。しらんかった。
アニメもマンガも知らないけどレッツゴー!!

いきなりフォントが丸っこくて何事かと思ったら、ハルカの日記でした。これで状況説明してくれるのね。うむうむおもしろい。
探検に出かけるところでは「ドラキュラまでいる世界観なのか?!」とビビッたけど、子どもの頃の遊びの感覚なのね。絆創膏貼ってもらう時のウキウキ感とか、友達取られちゃったときの失望感とか、よくわかる。でも忘れてたかもしれないなぁ。

そしてロボットたちがかわいくて。ルークに食いものだと思われてるトリガー君の自衛策とか。ハゲっぽいの気にしてるのとか。でもクレリックさんとリーブスさんが影薄かったななぁ。「できることしかできないロボットの悲哀」もよくでてるよね。
クラッチってオートマにもついてるの? 浮遊ロボットとかいるのにトラックだけマニュアルなの?

キーはひしゃまるなんだろうなぁ。ルークだ飛車だって言われてもチェスも将棋もルールわかんないんですけどどうしたらいいですかー? (伏線がわからないだけじゃん)
イーヴァの本当の正体とか、伏せられてるものも気になるところ。

孤独って嫌い。わかるけど、復讐したらもっと孤独になっちゃうよイーヴァ。ルークの気持ちも考えてみて。辛そうだけど、頑張って2巻も読んできます。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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