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キノの旅 -the Beautiful World- 「旅人の話」-You- 時雨沢恵一 

キノの旅 -the Beautiful World- 旅人の話 -You- [DVD付き限定版] 作:時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白 (メディアワークス)

キノの旅 -the Beautiful World- 旅人の話 -You- [DVD付き限定版] (電撃文庫ビジュアルノベル)

電撃文庫ヴィジュアルノベル。こんどはDVDつき限定版。
DVD再生するもの持ってないのに買っちゃったよあっはっはー! なんとか念力とかで観れないもんか(現実に帰ってきなさい)
まぁまぁ本編だけでも堪能しようかと思って。高い買い物だなぁオイ。

中身は画集つき絵本。
「記憶の国」より納得。絵の入り具合も満足。
でも画集部分はもうちょっと大きかったらよかったのになぁ。海賊本ネタが浮きまくりだよ! 雰囲気的に分けてほしかったよ……。んでもって通常の画集とは違って本文部分と同じちょっとざらついた紙なので風合いが独特。パソの中にかき集めたヤツも多いのでコレもいいかと思う。出典全部わかっっちゃったよあっはっは。クリスマスカードのデフォルメキノはやっぱかわええ。

―ココからネタバレ―
んで内容はといえば、展覧会の絵ってやつだね。(だいぶ違う) モトラドに「基本的モトラド権」はないみたい。オフロードなのに性別不明。ブラフで少年声だし、もしかして原チャみたいなヤツが野太い声なのかな。(えー)
これならキノの持ち味もよく出てるし、初めての方の入門書にもオススメです。さすがに値段を考えると購入までは薦められませんが、貸してあげるくらいならって意味で。
てっきり元キノと×××××ちゃんの話かと思ったけど帯に騙されたってやつかー。(いいかげん学習しなさい) でもシズいないのにあの裏表紙はやっぱ詐欺っぽくない?

宿屋の子供三人目登場。第二のイーニッドまたは本の国、といってもいいかな。
扉のお言葉は『決まっていることは ひとつだけ』
でもヒネクレてるので「ぶどう」みたいな気持ちになっちゃうんだよなー。
三人目の×××××ちゃんはなぜ旅に出たかったんだろう。
やりたいことがある人はその気持ちだけで大きな力を持ってる。
今、この国はそれを持っていない人と諦めた人で溢れているけど、自分の力を信じる力を後押ししてくれる物語はやっぱ心強い。

他刊の感想
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塩の街 wish on my precious 有川浩

塩の街―wish on my precious 作:有川浩 イラスト:昭次 (電撃文庫)

塩の街―wish on my precious (電撃文庫)

街が「塩」に埋め尽くされていく『塩害』が激しくなってから、東京は様変わりした。崩壊寸前の人気のない街で、少女は窮地を助けてくれた男と暮らしていた。家事を手伝い、猫や犬を助けてきたりする真奈に辟易としながらも文句をいいつつ見守る秋庭。しかし平穏に見えた暮らしもやはり短く、三度の訪問者によって大きく変わっていく。

第十回電撃ゲーム小説大賞《大賞》受賞作。
LOVEです。やさしくて綺麗なお話だと思います。キーリといい塩の街といい、女の子取り込もうとしてるのかな。それとも審査員の趣味か……。でも兵器関連の記述が詳しくて、記号の羅列に見えてしまう子には反感がもたれるかも。えっ、知らん単語が出てくると悔しくなるのはわたしだけ? 男の子向け要素も女の子向け要素も入っているってことは裏返すと両方に反感がもたれてしまうかもしれないってことじゃないのかな。難しいところだ。

前半は短編連作風味に状況説明、後半はみんなの戦いの様子を。
塩害がどんなものなんだか詳しく説明されるのが後半ってのもちょっと辛かった。
それでも飛来したブツがなんなのかわかんないし、その作戦がどの程度効果があるのかも謎だし。東京だけじゃなく世界中にあるはずだし結構大変な作業なんじゃないだろうか。
それとか海の塩分濃度上がったら環境的には不都合はないのかね……いや、社会崩壊させるか東京湾崩壊させるか二択だったら後者を選ぶけどさ、世界中こんだけ塩が溢れてたらやっぱりやばいんじゃないかと。あ、海水温下がりそうだから温暖化問題は解消されるかもね。

あとがきの話。私ならきっと滅びることを選ぶ。そして自分の不幸に酔う。物事を解決できる力なんて与えられるはずないんだよねそんなネガティブな人には。とか最高に後ろ向きなことを考えながら。
真奈は秋庭を愛することができた。秋庭は事態を打開する技術を持っていた。入り江は自分のこと=みんなのことになるくらいスケールのでかい視野と天才的な頭脳を持っていた。『自分のこと』しか考えない人たちだったからこそ起こせた奇跡。やっぱり綺麗な物語。

それと、イラストの昭次さん。「埋葬惑星」のマフラー猫はかわいいと思ったんだけど、人はあんまり好みじゃないなぁと思った。色使いはきれいで大好きなんですが。口絵が強烈なネタバレ(?)だし。こっちの方が埋葬惑星より早く出たんだね。

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空ノ鐘の響く惑星で3 渡瀬草一郎

空ノ鐘の響く惑星で〈3〉 作:渡瀬草一郎 イラスト:岩崎美奈子(電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈3〉 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2686-5 発行年月 : 2004.5

展開もいろいろ転がりだして、フェリオの秘密とか、レージクの過去とか、シルヴァーナの因縁とか、盛りだくさんの巻でございます。あーもー燃えます! レージクも心優しい人だったけど歪んじゃったってか……。だからといって横暴が許されるわけではございませんぞ。アルセイフの人まで不幸にしてどうするんですか。しかし意外に策謀家だったので余計にわくわくします。敵はこうでないとねー。

しかし情勢はよりややこしく、隣国タートムだけではなくその向こうのラトロアや北方民族との関係も考えなくてはならないみたい。神殿も独立してるからこんがらがります。シュビラ、サージェス、ビリアナ、サンフェデル、タリク、ビスタークと出てきた国の名前も膨大な量に。どれもラトロアより東にあるみたいよ。(備忘録)

ウルクが今回もかっこいい! フェリオの冤罪を晴らそうとウィータの司祭として調停しようとした時は凛々しく、身を寄せた先の昔馴染みの司祭エヴァさんに恋の話をするときは初々しく、かわいくて仕方ありませんね。フェリオ争奪戦は今の所ウルク優勢。
いやいやでもニナを助けようと獣に立ち向かうリセリナもかっこいい。玄鳥から舞い降りたところもかっこいいのよー! どちらもフェリオが相手を選べば黙って引き下がりそうなところが心苦しい。

というわけでシアの能力に驚嘆しつつ、リカルドに合流したイリスがもらした「あんな初期の“不良品”と一緒にしないで」という言葉も気になるわけですよ。不良品って腕輪のことなのかな? それとも彼女たちはアンドロイド? (どこまでSFにするつもりですか)

クラウスがすごい純粋な人で意外でしたが、ニナがこっち陣営についてくれればこっちに転んでくれるのよね。ちょーピンチの時に現れてオイシイところを持っていったベルナルフォンも男気に惚れたよ! オヤジのロセッティとかフェリオ陣営は人材豊富になってきやしたね。よいことだ。といっても傭兵とかで心許ないけど。死線を彷徨って逞しくなっただろうフェリオ王子、さて、次巻はどうなりますことやら。

3巻終了時の勢力(オフィシャル→草一屋
王位
レージク クラウス 近衛騎士団 タートム
反乱
フェリオ ラシアン ベルナルフォン ロセッティ 傭兵部隊 リセリナ ニナ? シルヴァーナ
拘束
ウィスタル ダスティア
陰謀
ベリエ リカルド カシナート フォルナム神殿騎士団 名無し イリス一行
死亡
マリーベル ラウナ アーベルト

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ダーク・バイオレッツ6 常世長鳴鳥 三上延

ダーク・バイオレッツ (6) 作:三上延 イラスト:GASHIN (電撃文庫)

ダーク・バイオレッツ6

もうなんだよ、切なさ倍増続きが気になる度も倍増。でもやっぱり悲しい。
ああ切ねぇ。そんな予感はしてたけどやっぱりそうなりましたか。どっちかってーと明良の方が飛び出しそうでしたがそれはカムフラージュですか。なんだよなんだよこの巻も前半のほうはドキドキLOVEストーリーだったのに。
体調悪いときに心細くなったりするのは身にしみてるんで柊美を責める気にはならんけど、でもエピローグで明かされた菊乃さんの言葉を何で覚えてなかったかなー! 4巻でせっかく愛を確かめ合ったのにさ、そんなどん底に叩き落としてくれなくても。や、愛するが故なんですがやるせないよねー。血吐かなくなっても全然幸せじゃないのが運命ですか。
これは岡内と岬のLOVEに期待するしか……! (無駄な足掻きはやめなさい)

その他は丸谷の上司さんが話してる途中に常世の単語を混ぜ始めるのなんか、自然だなぁと思った。ありそうでこわい。ホラー映画でよくあるような。
そうなんだよホラーなんだよ。ついこの間までMissingはホラーだけどダークバイオレッツは違うよなとか思ってましたゴメンナサイ。もう万策尽きてる感がめっちゃこわい。そしてハッピーエンドじゃないのが漏れ聞こえてくる情報抜きにしてもはっきりしている予感。

えーっと、日本書紀なら結構調べられるのですが隠れキリシタン方面にシフトされてしまいましたので、じゃ、「月の沙漠」に関するリンクを。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~futakoz/versoj/v-douyou/tukinosabaku.htm
ナチュラルに「その間に歌詞なんかあったか?」と思ってたのですが、調べてみたら初耳ですよこんな歌詞。私もばーちゃんから聴いたぐらいの知識しかないからね。
たしかに寂しいメロディではあるけど、なんかほっとする曲のような気がします。

と思ったら見つけた。常世長鳴鳥。古事記に記述があるみたいです。
日本書紀と違ってどことは言いにくいのですが天岩戸だ。有名どころですね。上つ巻。天照大神がお隠れあそばして、困った八百万の神々がまず鳴かせた鳥。太陽を呼ぶとされている酉なんですな。穢れを払う声でもあるそうな。常世虫の蚕の起源に対してこれは家畜の起源の史料にもなっていると。なるほど。
ん? じゃ、いい鳥じゃない?、んだろうなぁ。文献じゃ常世虫もヘンな意味では使われてないもんなぁ。望みは絶たれたか?

ついでに山岸涼子さんの著作にも「常世長鳴鳥」というのがあるらしいです。「時じくの香(かく)の木の実」もあるらしいです。え、ど真ん中じゃないすか。ちょっと気になってきました。

他巻の感想
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Missing5 目隠しの物語 甲田学人

Missing〈5〉目隠しの物語 作:甲田学人 イラスト:翠川しん(電撃文庫)

Missing〈5〉目隠しの物語 (電撃文庫) ISBN : 4-8402-2112-X 発行年月 : 2002.6

今回のモチーフはこっくりさんの変形、学園に棲んでいるという「そうじさま」と呼ばれる少年霊を召喚する儀式。武巳が狙われてます。

静まり返った空間に塗りこめられた血のような赤色と、たちこめるクレヨンの香り。……怖すぎてじっくり読めません。(本末転倒) 最初の場面はそうでもなくて最初は亜紀と同じく「高校生がコックリさんなんかやってんなよ」とか思ってましたがめっちゃこわいよー! 武巳が。ヤツの描写がこわいよー。一人暮らしじゃ絶対読めんわ。それなりに流行った時期にもコックリさんしたことないような臆病者なので。

武巳は稜子に負けず劣らずハメやすい気がします。魔女に睨まれたら百発百中じゃない? 「秘密組織のエージェント」のウイークポイントにならなきゃいいですが。
稜子は姉の記憶が根本から書き換わってるのかね。
記憶ないっていうのはやっぱ不安だよね。フォローのしようがないしさ。
あやめってモノ食べないんだ……。寝ないんだ。欲がないってのは結構過酷な生活だな。さすが神隠し。
いやでも儀式としてはまだそうじさま帰ってないよね。あやめが出ればいけるのか。
といいつつ最後の行動に出た多絵ちゃんの気持ちがわからんではない。自分だったらたぶんやらないと思うけど。この精神的イカレっぷりがさらにこわい!

神隠しや弟や、だんだん核心には近づいてきているんだろうけど、もうそろそろ十叶詠子関係の謎の核心に近づいてくれないと怖さで脱落しそうです。いやあ、次の合わせ鏡も怖くてグロいって話は聞き及んでますよ。グロいのは結構いけるハズ。眼球でも何でも来い! いけるとこまでついていきます。

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リリアとトレイズI そして二人は旅行に行った<上> 時雨沢恵一

リリアとトレイズ (1) 作:時雨沢恵一 イラスト:黒星紅白(電撃文庫)

リリアとトレイズ〈1〉そして二人は旅行に行った〈上〉 (電撃文庫)

アリソンIII下に載ってた序章、再録されてました。あそこが「ヴィル」のままになってたからあれは誤字じゃなかったんだな。
アタックしようとしているのがトレイズという立場の違いはあれど、基本的にアリソンの雰囲気が踏襲されてますよー! 冒険譚ですよー! ヤキモキ片思いですよー!
リリアかわいい! トレイズもかわいいー! 題名にもなってるのに表紙にいないばかりかカラーイラスト2/3がエプロン姿ってどういうことー! ヘタレの鏡ですな! いざと言う時には頼りになるし(リリアもしてるはずだし)、内に秘めた闘志が燃えでサイコーです! イクス国民のこともちゃんと考えてるしね。 

恋人と電話できたことで小躍りして娘たちに連絡するのが遅れて結果彼女たちを危険に晒してる母親もサイコーです。おい。そしてそれを伝えた時のトラヴァス少佐の言葉が「誰かさんみたいに、どこにでも首を突っ込んでしまったのかも」なんていうのがステキです。イラストのヴィルがヴィルに見えないけどそれはきっと職業上の理由です。天然ボケキャラは捨てたみたいです。でもさりげなくアリソンに愛の言葉をささやいてくれるなんてサイコーです。

んで、トレイズの両親も相変わらずでメリエルの苦労が涙を誘います。
あんなにラブラブなのに一人しか子供産んじゃいけないってかわいそうだ。
ベネディクトがイクスに住んでおきながらどうしてフィーのがベゼル語上手いんだよー!
しかし、片思い相手にも妹にもつっこまれまくりだろうトレイズは苦労が絶えなそうです。その苦労症の血はどこから来た。……ヴィル? カーの血を受け継いでたらリリアと相性がよくなさそうなので、よかったね。がんばれトレイズ! わたしのハートはきゅんきゅんですよー。

早くこい来い5月の下巻。

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デュラララ!!×2 成田良悟

デュラララ!!×2 作:成田良悟 イラスト:ヤスダスズヒト (電撃文庫)

デュラララ!!×2 (電撃文庫)

池袋で、キレたヤツらが集う群像劇第二巻。やっぱり愛の物語。愛度は前巻よりは低め。都市伝説分も少なめで、セルティは狂言回し的ポジションへ。

わー、すごいわ。とりあえず何書いてもネタバレじゃない?
いやー、シズちゃんが思ったより活躍してひゃっほーですよ。どーせなら中扉臨也じゃなくてシズちゃんにしてくれればいいのにー。にーにー。 臨也は次巻の方が活躍しそうです。うむ。

その形式上ある程度は当たり前のことなんだけど、デュラの面白さってのは「ネット社会」のノリに近いなぁと。「内輪ネタ」とかわかってるやつだけ分かれみたいな。今回はダラーズあんまり主ではないので当然でもないような気がしますが。にしても海賊本ネタまで入ってましたよー大変だよー。メディアワークスに貢献する作家さんですね! (hpSPECIALで再販するらしいですよ)
IM・PM止まりでチャットってやったことないんだけど楽しそうだよなー。時間が作れないんだけど。

黄巾賊もネタフリだけだったなー。
え! ドラマのIWGPのチームカラーって黄色なの? 青と赤と紫じゃないの? まじっすか。ますます見たくなってきました。それにはDVDプレイヤーから必要ですか? 「黄色いバンダナ」とかいわれたら藤竜的黄巾力士のイメージなんだけど。丸い感じ? (それはだいぶ違う)

今回の誤字ー。「試験が実地される」 ……すでに誤変換でもなくなってますよ? 字面から間違ってますよー? あと、作品名とかね。渡瀬さんなら笑って許してくれるさ!

しかし、いつものビックリと180度違ったって言うか。そっちにいきますかー、という感じですよ奥さん。もうちょっとでトンデモ領域に入ってしまいそうな。これはこれで燃えそうですが。まとまりとしては前巻のほうが綺麗だったと思う。
三つ巴はなんだかダラーズヘッドが一番へしょいような……ごふごふ。いや、でも臨也がいるし。味方とは思えないところがヤツの怖いところ。ん?
しかし最近の成田本は全て引きで終わってるんですね。
体壊さない程度に執筆してくださいね。いつまでも待ちますんで。

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シャドウテイカー4 リグル・リグル 三上延

シャドウテイカー (4) 作:三上延 イラスト:純珪一(電撃文庫)

シャドウテイカー〈4〉リグル・リグル (電撃文庫)

葉の記憶は急速に失われていきつつある。そんなとき雄一が葉に似た少女千晶と葉の父にそっくりな人物の二人組と出会う。二人は親子だというのだが。

乗っ取り操作系のカゲヌシ登場。そしてわりと百合風味。最近の流行なのかねー。

カゲヌシが相変わらずいやーなヤツで、こういう嫌悪感煽るもの書かせたら三上さんはめちゃ上手いんじゃないかと。(褒め言葉) 

兄燃え度もアップ。イラストがケンシローだよー。ひたすらボこる、それで解決できるんだなぁ。さすが元ヤン、見た目はヤクザ。おそろしい研究者になりそうだ。
佐貫が情報屋ってのは便利だよなー。お怪我をされたのはご愁傷様です。そういや裕生って明良より負傷率低い?
みちるはますます岬だなっ。(言っちゃダメ) 恋する意地っ張り娘は嫌いではないのだけど二人とも悲恋なのが悲しいね。応援したくなります。
葉の手帳が痛々しいですね。物忘れには効果的な手ですけど、葉の歳でそれを実行するわけですか。愛の言葉を書き連ねても忘れてしまうのですよ。わおー。ダメだ、涙が出てくる。お父さんもさ、お父さんもさー。なんでヒロインにそないな厳しい試練を与えるですか。

皇輝山文書、完全に日本語じゃなさそうだね。それはもう記号だねぇ。ルーン文字みたいなノリでしょうか? (前からそう書いてあったじゃん)
レインメーカーが攻撃されたのはいつなんだ? 2巻の最後だともうアブサロム食っちゃってたはずだよな。にしてもレインメーカーもカゲヌシだろうに黒曜注入しても大丈夫なのか?

伏線消化されつつあるなぁと思ったら次で完結ですってよ! 結構早かったなぁ。裕生の入院の秘密とかもわかっちゃうわけですね! うれしいんだけどさみしいなぁ。

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先輩とぼく 沖田雅

先輩とぼく 作:沖田雅 イラスト:日柳こより (電撃文庫)

先輩とぼく (電撃文庫)

クリスマスイブに憧れのつばさ先輩とUFOウォッチングに出かけたぼくは、宇宙船に攫われしまい、身体を調べられた後ヤ○ルトで泥酔した乗組員はぼくとつばさ先輩の脳を入れ替えて返してくれました。順応性のあるぼくたちの周りの人たちは何の戸惑いもなく受け入れてくれたみたいです。そしてぼくたちの奇妙な生活が始まりました。

第10回電撃ゲーム小説大賞『銀賞』受賞作。
うーん、そりゃ家族バレしたくない小説だ。近所の子供に読書感想文なんか書かれた日にはそりゃ身投げしたくなるかも……てな感じにおバカな小説。なんてったって設定が「T○タッ○ルの超常現象の特番で、○沢編集長が大○教授を論破する世界」(byあとがき)ですもん。部活の名前が「凰林ミステリー研究会」略してOMRですもん。キバヤシかい。

つばさ先輩は頭がよくて意地悪で、パタリロ並に扱いが大変な人。面白いと思ったことは即実行に移します。超戦隊シリーズの衣装で怪人逮捕したり、不良退治したり。
その戦隊を形成する仲間も絵に描いた様なライバルと親友とナルシストと、スタッフに便利な和製オタクと金髪美少女オタクと、それにツッコミを入れまくる美少女のぼく。

短編タイトルが16もあっていつまで続くねん、と思ったころには最後がちゃんと繋がって、それもちょっとあったかい気持ちにさせてくれますな。いや、ベタで実によい。

にしても、山ごもりさせられるほどの家庭環境でオトコを鍛え上げられてるのに、ショタで入れ替わったあとも一通り乙女ができるはじめ君がスバラシイ。料理も編み物もできるなんて。そして先輩が入って意地悪そうな笑みを浮かべてもかわいいはじめ君の身体もよい! うわー字面が卑猥だ。
そして4巻とかネコミミつけてるし。どこまでもはじめ君の苦労は続きそうです。ガンバレ。

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9SII 葉山透

9S〈ナインエス〉(2) 作:葉山透 イラスト:山本ヤマト (電撃文庫)

 ISBN : 4-8402-2578-8 発行年月 : 2004.1

今回は防衛庁の秘密演習に不穏な空気を嗅ぎ取った由宇。そして試験投入されていた戦闘ロボットが暴走。閉鎖空間で前回同様タイムリミット有のバトルが展開されます。敵の戦闘機はタチコマ風。感情は持ってないし気持ち悪い外見だし、前巻より難易度は上ですな。
闘真登場は後半になりますが、そこからしばらくルクレリばりのラブコメになってました。わはは。由宇との掛け合いだけじゃなく八代と闘真の掛相もかなりのものだったような気もしますが。「スパイは誰か」などの謎解き要素も有で盛りだくさん。そりゃあとがきも1ページになるわ。
心理描写は主人公サイドではなく研究者のほうにしかなく薄めになってましたが、戦闘場面はスリル満点。武器もわりと出てきたよー「あー武器の名前だねぇ」ぐらいしかわかんない自分が歯痒いですな。

あ、妹分は増えてましたわよ。寝袋にくるまってましたよ。ファーストフラッシュすすってましたよ。紅茶通のようです。お嬢様め。
トンデモ分も健在。「SFの世界だけにあったものが、いま我々の目の前にこうして存在する」ってこの本もSFだから! 鳴神尊でめちゃくちゃなモン切るし。それは放射能とか撒き散らしたりしませんか?

前回名前だけだったお父ちゃんやお兄ちゃんが動いてましたし、それと手を組む悪の組織や、謎の暗殺美少女などシリーズとしての伏線がたくさん登場しましたよ。わくわくするので期待。長くなりそうだなぁ。

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ライトノベルを中心に、ぐだぐだとバカなコメントを書きます。やってるときは燃え多め。

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